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時空間GISを防災システムに利用

 秋田県建設交通部河川砂防課では、平成17年3月から時空間GISを取り入れた業務を行っています。河川砂防課の佐藤宏さんに、現在の時空間GISを利用したシステムについて伺いました。

ー導入に至った経緯を教えて下さい。

 「一番大きい目的というのが、一般市民への砂防関係の紹介です。災害が起きそうな時や起きた時に、 一般住民に知らせたり、普段から自分が危ない所に住んでいるかどうか分かればよいというのがありますね。
 県の機関全体の中でも情報が、道路は道路、河川は河川、砂防は砂防、と言った具合にばらばらに立ち上がってる状況なので、そういったばらばらな情報を、できるだけ一体化して、防災対策の強化を図るといった狙いもあります。」

  秋田県庁舎

ー従来のGISと比べてどうですか。

 「従来のGISは1台だけ出先の建物内に置いてあったんです。1台しかないんで、当然使える人も限られてく るし、使い勝手も悪くなって、使い込まれないものになってしまうという弊害がありました。使われるパソコンが限定されるので、実用性とか効率性が劣ってしまいます。結果的に使われない、ということになるので、それを避けるために、職員全員が手元のパソコンで使えるような要望がでました。あと合わせて災害時に断線することにより、ネットワークが切れてしまうと、あともうそれは使えないという状況になってしまうので、災害時にまず使えることが重要です。今このパソコンの中に全部データが入っていて、ネットワークが切れてもパソコンがあれば、そういった情報を使える。その辺の現状の課題を解消 したといえます。」

ー一般住民がインター ネットを通して見られるようにはなりますか

 「今年の業務の中でやろうと思っています。今年度中には普通にインターネットで誰でも見られるようになります。(机の上の パソコンを指して)これには全ての情報が入っていますが、一般住民には、分かりやすいシンプルな情報で、載せたいと思っています。」

秋田県 建 設交通部
  河川砂防課 佐藤宏氏
   

ー使い勝手はどうですか

 「パフォーマンスもかなりよくて、例えばこの地すべり箇所を見てみるといった場合に、検索もできますし、クリックすれば地区の概要がでてくる。どういう地区なのか、どういう地名か、地質の状況、保全の対象、周辺の地図、写真だとか、そういった色々な情報を見れます。 他の職員も直感的に操作できる。見たい項目を選択してクリックすれば見れるといったように、操作性は分かりやすいものが基本です。」

ー今はどのように庁内サービスや住民の仕事に役立っていますか
 「まず危ない箇所がどこにあるかがひと目でわかる。ここに(画面上)家を建てたいとなったときに、災害の恐れがあるかないかわかる。この範囲の中に建てる 場合は気をつけるべきだとか、逆にこの危険区域に家があった場合、自分が危ないところに住んでいると認識してもらえる、そういった効果がまず大きいです ね。」

時空間GIS砂防システムを利用している様子

 時空間GISを導入してまだ間もないということで、今後その特徴を生かし、他の課にも導入されていくことで、多方面での活用が期待され ています。