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トップページ>GIS情報サイト>暗示型位相記述


 一般に、多くのGISで使われているデータ構造は、図形データを構成する図形要素の空間的な位置と、接続関係を記述するデータ、図形要素と図形の種別を 関係付けるデータを基本にしていて、これらを、明示型位相記述と呼びます。
 これらには、時間の変化の記述が難しい、データの容量を大幅に増加させることになったり、データ更新が複雑になるという問題点があります。そのため、この明示型位相記述のGISに過去の歴史を書き加え続けていくと大変なことになります。

 このような問題を生じさせる「明示型位相記述」に対しては、次に記される「暗示(算出)型位相記述」にすることで解決できます。

 この暗示型位相記述というのは、地理情報を表す空間情報が、点・線・面・立体の情報に各種類の属性情報が関係づけられた情報から構成さます。

面として表現される領域は、注目している性質において均質な領域であって、その流域を取り囲む輪郭線で表現することができます。

 ひとつの面領域の中に,配置した代表点とその代表点に領域の性質を規定する属性情報を関係づけることで、面領域の性質も表現することができます。つまり、面の情報は、輪郭線を表すベクトルと属性情報を関係付けた代表点コネクタ)で表現できることになります。代表点とベクトルの対応関係は、必要なときに計算さ せて示すことができるため、明示的な情報として記述する必要はなくなります。

 明示型位相記述のように、属性データは図形に結合される形をとっていると、住所情報なども、領域情報に結合し、さらにその住所情報に詳細な属性情報が結合されていました。このような情報の結合は、情報が固定されている場合には問題なくても、住所が変更するような場合には特殊な例外処理をしないと破綻をきたす危険がありました。


 しかし、点情報(コネクタ)で属性を結合する暗示型のシステムの場合には、座標に直接、属性情報を関係付けることができるので、住所や従来の結合された情報も、コネクタを介して場所に関係付けた属性情報とみなすことができます。住所を変更しても同一領域に新たな住所を関係付けるだけで整合をとることができるようになりますまた、 形状と属性とを別々に管理することによって、その一方だけが変化する状態が記述できます。

 さらに複数の属性情報についても同じことが言えます。属性情報の維持更新などの管理が簡単にで きるように、属性情報の配置や順番が制約されない構造となっています。

時間情報としては、各オブジェクトの生成と消滅の時間を記述し、さらに、生成と消滅について、それぞれの開始と完了 の2つの時間を記述します。したがって、各オブジェクトには基本的に4つの時間情報が付くことになります。