全日本学生フォーミュラ大会に参戦!(前編)
学生フォーミュラ APU Formula team
~「第5回全日本学生フォーミュラ大会に参戦!」(前編)~
機械知能システム学科 エネルギー・流体機能研究グループ 4年
APU Formula Team チームリーダー 谷村 大輔
私達APU Formula Teamは、9/12~15に静岡県小笠山総合運動公園(エコパスタジアム)で開催された第5回全日本学生フォーミュラ大会に参戦してきました。
私達は、2005年に第3回同大会に東北支部連合チームとして参戦しましたが、2006年から単独チームを立ち上げ、楽しく活動しています。
◎全日本学生フォーミュラ大会とは・・・?
この大会はフォーミュラスタイル(F1)の小型レーシングカーを学生が企画・設計・製作までを一貫して行ない、マシンの走行性能を競う動的審査だけではなく、車両コンセプト・設計・コストなどの静的審査も行われ、ものづくりの総合力を競う競技内容となっています。大会自体は、もとはアメリカが1981年にものづくりによる実践的な学生教育プログラムとして開催されたのが始まりです。今では1998年にイギリス、2000年にはオーストラリア、そして日本版として2002年に日本でも毎年開催されています。
(詳しくは全日本学生フォーミュラ大会ホームページまで)
リンクはこちらからどうぞ。
◎マシンコンセプトは「PLAYS!」
続いて、私達が製作したマシン、GP01をご紹介致します。まずはマシンコンセプトですが、ズバリ「PLAYS!」です。その響きの通り私達が最も重視したことは楽しむことです。今日のスポーツカーの生産が衰退する自動車業界の中で、モータースポーツを始めたい人やサンデーレーサーをターゲットに入れ、モータースポーツと触れ合う機会を増やす開発背景の下、サブコンセプトである「乗って楽しい」「いじって楽しい」「見て楽しい」の3拍子そろったマシン製作を行いました。以下に簡単ではありますが、マシンの特性をご紹介します。
1.「乗って楽しい」
これは誰にでも簡単に乗りやすいマシン特性にするため、低重心化や軽量化を図り、これによりマシン全体の運動性能が向上しています。
2.「いじって楽しい」
ここでは、カーオーナーが楽しみながらドライビングテクニックやメカニック等の知識や技術の成長を実感できるマシンを実現しました。イージーメンテナンス化のため。エンジンマウントスペースを広く取りながらも。無駄のないフレーム設計により軽量化にも貢献しています。またサスペンションのセッティングも容易に行える構造に仕上げました。
3.「見て楽しい」
フォーミュラカーを観客の方にも楽しんでもらえるマシンとして、主にボディにおいて見て楽しいマシンデザイン、それでいて機能性にも優れたボディを実現しました。
このようにGP01は「楽しむ心」を刺激するマシンとなっています。
参戦の様子については、来月アップ致します。
お楽しみに…
フォーミラチームのホームページはこちら