[秋田県立大学] トップページ > コラム

コラム

印刷する

NHK「ひるまえこまち」に出演して

2007-05-08

NHK「ひるまえこまち」に出演して


生物資源科学部 アグリビジネス学科

准教授 神田啓臣


去る4月25日に、NHK秋田県内版の番組「ひるまえこまち」中のコーナー「トークアラカルト~お手軽!家庭菜園~」に出演しました。この番組は「趣味の園芸」の県内版といった趣で、県立大の教員が講師となって、ご家庭でも簡単にできる植物の栽培の仕方を講義していくシリーズです。

☆NHK秋田→http://www.nhk.or.jp/akita/ 

☆4月25日の放送内容→http://www.nhk.or.jp/akita/talk.html



■ ことの発端は・・・


3月のある日、NHK秋田局から「神田先生の知り合いに、園芸講座に講師として出演してもらえる人はいないだろうか?是非紹介して欲しい」と依頼がありました。「心当たりがない」と回答したら、とても困ったという反応をされたので、頼まれると断れない性格の私は、「県立大の先生数人が分担しても良いなら」と答えてしまいました。後はトントン拍子(?)に話が進んでいった、という感じでテレビ出演が決定しました。



■ 講師を引き受けてはみたが・・・


NHKから示されたコンセプト「一般家庭でも簡単にできる植物栽培」は、私にとっては初心に立ちかえるような内容でした。なにせ大学という所は、教育や研究の材料として植物を扱う所なので、通常、大学での植物栽培は、温室や人工気象室といった「高級ホテル」のような環境下で行われます。そういった環境で植物を育てることに慣れてきた大学教員にとって、「ご家庭」という環境で育てることは、実はあまり想定していないことなのです。しかし、引き受けた以上は「想定外だ」などと言ってられません。初心にかえって、知恵と経験をしぼり、リハーサルを重ねて「バケツ田んぼの田植え」を成功させました。



■ だれでも楽しめる植物栽培への挑戦


従来、植物栽培に関する研究は、「プロの農家」が栽培することを前提としており、収穫物の量や品質が重要視されてきました。一方、「一般家庭」が栽培するということを前提とした研究はほとんど行われてはおらず、また、栽培という行為が一般の人達にもたらすであろう楽しさや癒しの効果などについては顧みられてはきませんでした。

しかし、現代社会を見渡してみましょう。精神的な豊かさを求めて、多くの一般の人々が植物との触れあいを楽しみたいと考えているはずです。また高齢化の時代を背景に、植物との触れあいを通じたお年寄りの生きがいつくりも期待されるようになるでしょう。もちろん植物と子供の触れあいも。それらに伴って、植物を対象とした研究のありようも変わってくるでしょう。・・・「ひるまえこまち」出演はそんな新たな課題を大学に投げかけてくれたように思います。


<写真:出演風景>

ine1.jpgバケツ稲をアナウンサーが紹介しているところ


ine2.jpg稲の苗を植えているところ

 

 

 

 

ページの先頭へ