卒業生インタビュー(大塚 和浩 氏)
昭和56年度卒業
秋田県立農業短期大学農業科8期生
大塚 和浩 氏
有限会社 大塚農園 代表取締役 / 有限会社ねぎっこ村 代表
農業短期大学を卒業し、20歳で就農。平成3年に、当時の秋田県では珍しい野菜専業の有限会社大和農園を設立しました。従業員が長く安心して働ける環境を整えることが農業経営にとって重要と考え、常時雇用による体制を整えられました。現在は、有限会社大和農園のほか、農産物直売所ねぎっこ村の代表も務められています。
本学へ入学したきっかけを教えてください。
私は農業をやると決めていたので、就農する前に、もっと色々学びたいという思いがありました。また、農業高校から推薦で行ける数少ない大学であったことや、農業鑑定競技の秋田県大会会場として、初めて訪れた時の印象が良かったことも決め手になりました。
入学後、どのような学校生活を過ごされていましたか?
高校時代も寮生活があり、大学はそれなりに厳しいかなと思っていましたが、まるで天国のような環境でした。それまで硬派を自認していた私でしたが、一気に軟派となりました。先日卒業アルバムが出てきまして、空手道部、水泳同好会、スキ―同好会、映画研究同好会、ボウリング愛好会、走ろう会などに写っており・・・今でもあの頃の夢を見ます。
本学での学びで印象に残っていることがあれば教えてください。
園芸専攻生は演芸も出来なけれいけないよ。と高井隆次先生に教えられたことです。
「能代市沿岸部に広がる『風の松原』に隣接する砂丘畑で、ボカシ有機肥料で野菜を栽培するこだわり農法で『食べて感動する野菜づくり』を目指しています。また、『和を創り、和を拡げる』を社是に掲げ、『農家として本物の豊かさを創造し提供できるか』に農業の未来がかかってると考えます。まずは自分が(農の心)を込めて最初の一粒を蒔くこと。そしてそれを幸せの循環に育てることで、二十歳の時からの私自身のテーマ『おもしれDE農業』を追求していきたい。その一環として地域の仲間ととも農産物産直所「ねぎっこ村」を設立しました。地域活性化事業にも積極的に取り組んでいきます。」