生物生産科学科の藤晋一教授が「日本植物病理学会賞」を受賞!!
本賞は、植物病理学の発展において顕著な功績を挙げた研究者に贈られる、同分野で最も権威ある名誉ある賞です。
藤教授は長年にわたり、農業生産に甚大な被害を及ぼす新興病害(新しく出現した病気)や再興病害(一度制圧されたが再び流行した病気)を対象に、その発生メカニズムの解明と実効的な防除技術の開発に尽力されてきました。
特に、現場での緻密な調査と高度な分子生物学的手法を組み合わせた研究手法は、学術的な価値のみならず、持続可能な農業生産の実現という社会的課題の解決にも大きく貢献するものとして高く評価されました。今回の受賞は、本学における研究水準の高さを示すとともに、秋田から世界の食料を守る「植物のお医者さん」としての情熱が結実したものです。
研究テーマ
『新興・再興病害の発生生態および防除に関する研究』研究要旨
海外から侵入したウイルスウイロイドの生態を解明し防除につなげました。特にジャガイモやせいもウイロイドは、国際的に指名手配となっている病原で、発生国からナス科作物を輸出する際の障壁となる病原体です。このウイロイドが秋田のダリアに発生したため、その根絶と感染リスクを解析し根絶を進めました。この成果によって昨年度国際的にも日本からの根絶が承認されました。また、再興病害としては、イネばか苗病の大発生を受け、防除のポイントと化学合成農薬に依存しない様々な防除技術を確立しました。藤教授のコメント
日本植物病理学会はおよそ1,700人の会員からなり110年の歴史がある学会です。今回、名誉ある学会賞を受賞できたことは身に余る光栄と思っています。今回の受賞は多くの学生や地域の試験場の皆さんとの協力があって成し得たものであり、皆さんに感謝しています。
見えない敵に立ち向かう「植物のお医者さん」(2026大学案内にリンク)

