卒業生インタビュー(羽生田 光志 氏)

「また明日も食べたくなる野菜」をお客様の食卓へ届けるために、
今日もどこかで新たな挑戦を続けています。
私は現在、おいしさや機能性といった“付加価値”に着目した野菜の開発を行う部署で、切っても涙が出ず、辛みのない世界初のタマネギ「スマイルボール」の育種および栽培に関する研究を担当しています。新しい品種がお客様の食卓に届くまでには、多くの時間と労力がかかります。だからこそ、「お客様はどのような野菜を求めているのか」「どのような食卓をお届けしたいのか」といった視点を常に持ち、数年先を見据えて研究に取り組んでいます。食品メーカーとしての強みを活かし、新たな食の楽しみ方を提案していくことが、私の使命だと考えています。
現在携わっている「タマネギ」という植物の研究は、まさに大学での学びが活かされている仕事です。たとえ研究テーマや業務内容が変わったとしても、大学時代に培った物事に取り組む姿勢や、出会った先生や仲間の存在は、仕事においても、人生においても、かけがえのない財産であり、大きな支えとなっています。
