卒業生インタビュー(岡山 直人 氏)
農業への熱い想いを世界へ向ける
私は、スイスに本拠地を置くアグリビジネスカンパニーであるシンジェンタで働いています。きっかけはまさに大学の研究室。指導教官の藤先生は非常に農業に熱い先生で、植物病理学の観点から生産者の課題解決に焦点を置いた研究をされていました。産学官連携、海外の大学とも広く研究活動されており、大きな研究活動の中には細かなテーマがあり細分化してトライしていましたし、また専門分野へのバイアスを持たず様々な科学的なアプローチを用いて研究活動されていたのも印象に残っています。今ではThink big,Start small,Learn fastが当てはまるなと思います。当時はそんな藤イズムの学びを別次元で自身の仕事としたいと思い外資系農薬企業にチャレンジしたのを覚えています。
現在、私はマーケティング部に所属し製品の開発、普及販売までの戦略策定など幅広い業務を担当しています。製品の開発から普及には複数年に亘り、多くの部署、関係者とのコミュニケーションが必要です。中長期的な将来を想像し、あらゆる分野の知見を学び、着実に課題を解決していく、プロジェクトの管理はまさに大学時代の学びが活かされていると感じます。これからも藤イズムを実践し、農業に熱い思いを持って業務に励んでいきたいと思います。
最後に受験生の皆様へ、秋田県立大学は少人数教育で指導教官の先生としっかりと研究活動に励むことができる大学です。研究内容が自身の目指す業界であれば、しっかりとサポートをしてくれるので、地方からワールドワイドに羽ばたくことができると信じています。