卒業生インタビュー(櫻庭 嘉生 氏)


仕事に活かされる大学での学び
 私は、秋田県にかほ市に本社を構える丸大機工株式会社へ就職しました。当社は、機械装置を通して様々な業界から社会に貢献している会社です。現在は、半導体製造や医療分野に関する機械装置を主に製造しています。更に、設計から据付調整まで一貫生産できる特徴を活かし、自社開発製品も手掛けています。
 そんな会社で私は総務課員として従事しており、主に人事や補助金業務に携わっています。どちらも共通して、それぞれの立場に立ち、取組みの意図を酌んで対応しなければなりません。その点は、学生時代に金澤先生の下で学んだ、俯瞰して捉えるシステム思考が活かされていると思います。取組んでいるのは化学の実験であっても、最終的に見据える課題は何なのか。視野・視座・視点を変えて試行錯誤した経験が活かされていると思います。また、補助金業務においては、会社の決算報告書や取組み・目標を理解しながら、資料を作成します。これについても、経営システム工学科の専門科目を通して学んだ事が活かされていると実感しています。仕事をしながら学ぶ事も多いですが、その度に自己成長を実感し、個人・会社の取組みが評価され、感謝された時に大きなやりがいと達成感をとても感じています。
 どんな環境においても物事を俯瞰して捉え、全て繋がっていると捉えるシステム思考と、各学科で学べる専門知識・能力は、確実に社会に出てから活かされます。