卒業生インタビュー(椎名 里帆 氏)


日々積み重ねている経験が、
問題解決のプロセスに繋がっています。

 私は、秋田県仙北市に構える株式会社角館芝浦電子へ就職し、生産管理を経て現在は事務課で経理スタッフとして働いています。角館芝浦電子は温度センタの開発から製造を一貫して行っており、業界シェア世界一を誇る会社です。以前は生産管理で生産状況のデータを基に適正な生産計画の立案・必要人数の算出を行い、現在は経理で必要人数から人件費や諸経費を算出し、会社全体の利益予想と、結果を分析しております。分析結果から課題を抽出し、利益UPに繋げる解決策を講じる点は、学生時代の経験が活かされていると感じています。
 現在の私が会社に貢献出来ているのは、学生時代に木村先生の講義から「経験」を積むことの大切さを学んだお陰です。元々数学に興味はありましたが、木村先生の講義では、様々な問題も論理的に数式を組み立てれば答えを導くことができ、複数ある選択肢の中から最適解を見つける数学の奥深さにより魅力を感じました。木村先生の研究室の配属を希望し、研究に行き詰った際は、木村先生から答えを出すまでの過程が大切であることを教えて頂き、試行錯誤しながら沢山の解き方を提案して最適解を導き出せたと思います。様々な方法を何度も試して解決する経験が、現在の仕事でも発生した費用の分析や利益UPの課題に直面した際の解決策を導くことに活かされています。
 これからも学生時代に培った経験を、地元秋田から世界へ通ずるこの会社で活かし、会社の利益に貢献していきたいです。