[秋田県立大学] トップページ > コラム

コラム

印刷する

日本フルードパワーシステム学会で優秀講演賞を受賞!

2008-11-28

システム科学技術研究科 機械知能システム学専攻 博士前期課程2

黒須 優一(エネルギー・流体機能研究グループ所属)

 

1167日に東北大学流体科学研究所で開催された日本フルードパワーシステム学会(JFPS)の公開シンポジウムおいて、優秀講演賞を受賞しました。

 

日本フルードパワーシステム学会は、油圧・空圧・水圧工学・技術に関する学理・応用の研究について、発表・連絡・知識の交換・情報の提供等を行う専門学会です。今回の公開シンポジウムは、「機能性流体を活用した次世代型フルードパワーシステム」に関して行われました。この賞は学生を対象に講演の内容と発表が審査されるもので、本学では初めての受賞となりました。

 

受賞した講演タイトルは、「鉛直振動場における磁石吸着磁性流体の界面応答」です。磁性流体は、鉄のように磁石に吸引される性質と液体のように流れる性質を併せ持つ人工流体です。磁性流体の特徴の一つは磁場に反応してスパイクが現れることです。この現象は水や油などでは見られません。そのような不思議な性質を有する磁性流体は、スピーカーやアクチュエータ、回転軸シール等に利用されています。このような応用機器に使用される磁性流体は空気と接触する面をもつことがほとんどです。その面に磁場および外から機械的な振動を受けた時に発生する波動が、機器の内部でどのような影響を与えるか分かりません。よって、その特性を調べることにより応用機器開発へフィードバックすることを目的としています。

 

最も苦労したのは動画解析を行うための動画の撮り方です。磁性流体の表面に伝わる複雑な波動は1秒間に数十回現れます。この波動は目では追えないほど速く伝わるため、普通のビデオカメラで撮影しても、詳細な現象を見ることができません。そのためハイスピードビデオカメラで撮影を行いました。磁性流体は黒褐色なので、照明の当て方など撮り方には様々な工夫が必要でした。また流体力学の勉強だけでなく、振動・波動、磁気工学の勉強も必要になり、幅広い知識が求められることを痛感しました。

 

最後に、ご指導頂きました須藤先生および矢野先生そして須藤研究室のメンバーに深く感謝致します。本当にありがとうございました。

 

 
優秀講演賞を受賞した黒須さん(本荘キャンパスにて)

 

 

 

 

 

 

   磁性流体のスパイク現象

 

 

優秀講演賞を受賞した黒須さん

(本荘キャンパスにて)

  磁性流体のスパイク現象

 

 

 

ページの先頭へ