電子情報システム学科(H30学生募集停止)
IT社会を支えるコンピュータは数多くの電子部品からなるシステムですから、電子情報関係の技術者は第一に電子工学の知識が要求されます。その一方で、安全で人に優しいシステムは、良質のソフトウェアがあって初めて成り立つものですから、電子情報関係の技術者は優れたソフトウェアを作成する緻密な思考力も要求されます。
そこで本学科は、電子工学と情報工学を一体として捉えたシステム思考によるものづくりの実現を目指し,多分野にまたがる電子情報の基盤技術を支え,また急速に進展する技術に対応するための専門知識と創造的能力を身につけた人材を育てることを目標にしています。
学習・教育目標
(A) 「システム思考」により、巨視的視野から価値あるシステムが設計できる人材の育成
(B) 幅広い教養と高い倫理観を身につけ、高度情報通信社会の様々な問題に対処できる人材の育成
(C) 論理的な思考力を身につけ、グローバル化社会に対応したコミュニケーション能力を身につけた人材の育成
(D) 電子工学、情報工学の確固たる基礎を身につけた人材の育成
(E) ハードウェアとソフトウェアの両方に精通し、高度情報通信社会を支える基盤技術を創る能力を身につけた人材の育成
取得可能資格
- 高等学校教諭一種免許状(理科・工業)
- 電気通信主任技術者(受験一部免除)
活躍が期待される分野(就職分野)
●デバイス開発/設計 ●電子/制御システム設計 ●情報/通信システム設計 ●生産技術/品質管理 ●システムエンジニア
カリキュラムの特徴
- 基礎力の構築に重点を置き、徐々に専門的な能力を身に付ける授業構成
- 1年次から電子情報関連の専門科目を取り入れ、技術者・研究者意識を喚起
- 最新の研究機器を活用した学生実験や、理解を深めるための演習の実施
- プレゼンテーション・コミュニケーション能力訓練の機会を多数設定
こんな学生を待ってます
電子技術や情報技術に強い関心を持ち、専門的知識を学ぶ意欲があること
プログラミングや電子工学分野の能力を高め、社会に役立てる意欲があること
数学や物理学についての基礎学力を有し、仲間と共に努力できること
講座制におけるグループ構成と研究内容
電子システム講座
計測通信制御システム研究グループ
- ロボットを動かす低速回転で大きな回転力を発生するモータの開発
- 大気中で安定したプラズマを作りだす研究
- ロボットや航空機などの複雑なシステムのモデリングと制御の研究
- スマートフォンなどに用いられるアンテナ、増幅器などに関する研究
電子材料デバイス講座
先進物性デバイス研究グループ
- 発光素子(LED)、太陽電池、熱電材料、磁性材料の研究
- 光・THz・ミリ波用のさまざまな液晶応用技術・デバイスの研究開発
- セラミックスのプロセスと電気特性の研究
情報システム講座
情報ネットワーク基盤研究グループ
- 自然現象をより忠実に再現するためのアルゴリズム計算法の開発
- 高速なコンピュータシミュレーションのためのアルゴリズム計算法の開発
- 安全・安心の社会を構築するための簡易計測システムに関する研究
- 言葉や身振りを使ったやり取りで人間を援ける会話ロボット
メディア情報研究グループ
- 視覚や聴覚など生体における情報処理の仕組みに関する研究
- 仮想現実感、感覚情報の通信、ディジタル信号処理に関する研究
- 画像認識、画像解析および情報ネットワークに関する研究
電子情報システム学科 専門科目
●電気回路学Ⅰ | ●電気回路学Ⅱ | ●論理回路学 |
●電子回路学Ⅰ | ●電磁気学Ⅰ | ●電磁気学Ⅱ |
●電子回路学Ⅱ | ●情報理論 | ●ディジタル信号処理 |
●離散数学 | ●エネルギー工学 | ●過渡現象論 |
●電磁エネルギー変換論 | ●パワーエレクトロニクス | ●波動伝送工学 |
●電気・電子計測 | ●システム制御工学 | ●通信システム |
●電気・電子材料 | ●量子力学 | ●電子物性 |
●熱・統計力学 | ●電子デバイス工学Ⅰ | ●応用電子物性 |
●電子デバイス工学Ⅱ | ●レーザー応用工学 | ●数値解析 |
●情報数学 | ●アルゴリズムとデータ構造 | ●計算機アーキテクチャ |
●シミュレーション工学 | ●プログラミング応用 | ●アドバンストプログラミング |
●人工知能論 | ●音響工学 | ●画像信号処理 |
●光情報工学 | ●情報ネットワーク工学 | ●生体情報工学 |
●電子情報実験Ⅰ | ●電子情報実験Ⅱ | ●電子情報システム学演習Ⅰ |
●電子情報システム学演習Ⅱ | ●プログラミング基礎 | ●基礎セミナー |
●セミナー | ●卒業研究 | ●電子情報基礎演習Ⅰ |
●電子情報基礎演習Ⅱ | ●インターンシップA | ●インターンシップB |