学科の教員

生物環境科学科

ジャンル別講師の詳細プロフィール

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早川 敦(准教授) はやかわ あつし

所属:生物資源科学部 生物環境科学科
学位:博士(農学)
専門分野

生物地球化学,土壌学

【所属学会】
日本土壌肥料学会 (2000~),土壌物理学会(2011~),日本景観生態学会(2010~),日本地球惑星科学連合(2011~),American Geophysical Union(2012~)

主な担当科目

学部担当科目
有用生物資源学、自然生態管理学、生物学Ⅰ、環境物質水文学
大学院担当科目
八郎湖流域管理学

最近の研究テーマと内容

1)森林・農地・水域を通じた生態系の循環機能の広域評価と機能向上技術の開発
2)流域スケールの生元素(窒素,リン,炭素,硫黄)の生物地球化学循環評価とその最適化に関する研究
3)秋田県の鉱物資源と渓流水質形成に関する研究

【概要】
河川水質は,流域の様々な要素(気象,地質,土壌,地形,植生,微生物,人間活動など)と生物地球化学・水文プロセスの影響を受けて形成される.こうした要素とプロセスは流域に固有のため,河川水質も時間的,空間的に不均質となる.すなわち,河川水質の時空間的な変動パターンは,これらの要素とプロセスの組み合わせが場所によって異なった結果と考えることができる.本研究では,流域の地史,地形,地理的環境,土壌や植生,微生物機能,土地利用の空間配置,人間活動などの流域の特性を統合的に解釈し,窒素,リン,炭素,硫黄といった生元素の循環と河川水質形成メカニズム,自然がもつ浄化作用の空間分布を明らかにすることを目的とする.
そのために,河川水や土壌,植生などの環境モニタリングと物質収支(マスバランス),地理情報システム(GIS)やリモートセンシング技術を活用した流域スケールの窒素・リン循環および水質評価法を確立し,八郎湖をはじめとする水質汚濁の進行した流域における適正な景観設計や生元素管理の提言を目指したい.
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技術相談に応じられる分野

指導できる自主研究

流域における土壌・地質・水質の観測、水質浄化資材の開発など

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