カンボジア・プノンペン王立大学と大学間協定を締結しました

 秋田県立大学は、カンボジアの首都プノンペンに位置するプノンペン王立大学と大学間協定を締結しました。

 令和7年10月9日(木)、カンボジア・プノンペン王立大学より学長をはじめ学部長、副学部長など総勢5名が本学を訪問し、調印式を行いました。

 プノンペン王立大学(Royal University of Phnom Penh, RUPP)は、1960年に設立され、学生数は約12,000名、同国最大かつ最も歴史ある国立総合大学であり、「教育・研究・社会貢献」を理念に掲げ、同国の社会経済発展に大きく貢献しています。同大学は、基礎科学教育を担うカンボジア唯一の大学であり、約200の国際協定校のうち約2割が日本の大学という、日本とのつながりが非常に強い大学です。今回の締結により、東北の大学では、本学が初めての協定校となりました。キャンパス内には、日本のODAにより設立されたカンボジア日本人材開発センターがあり、JICAによる工学教育支援プロジェクトも進行中です。

 協定締結後、両大学での学生交流や学術研究の促進を図るべく活発な意見交換を行いました。プノンペン王立大学Prof. Dr.Chet Chealy学長は、名古屋大学への留学経験を持ち、「日本は第二の母国のような存在」と語られていました。今回の秋田県訪問は初めてとのことで、大変印象深い交流となりました。

 今後、両大学間の学術・人的交流が一層進展し、国際連携の深化につながることが期待されます。
 


調印式の様子


[左]Prof. Dr.Chet Chealy学長
[右]福田 裕穂学長


懇談の様子


終始和やかな雰囲気で行われました