情報工学科
現在、私たちの身の回りにあるスマートフォン、家電製品、自動車などには多くのコンピュータや情報機器が組み込まれ、高度な情報技術が活用されています。本学科では、情報工学を基盤とし、現実世界の多種多様で大量な情報を活用して、人を援ける賢い情報システムを創出できることを目的とした教育と研究を行います。
標準的な情報工学の学問を基礎に、IoT(モノのインターネット)、AI (人工知能)、データサイエンス、実世界情報処理に重点を置いたカリキュラムを組んでいます。また、農業・生活支援・健康・交通・エネルギー等の分野において、社会の幅広いニーズを満たす情報システムを設計・開発・運用できる実践的な人材の育成に力を入れます。
取得可能資格
- 高等学校教諭一種免許状(情報)
- 一級技術検定(受験資格、他実務経験等の必要あり)
- 二級技術検定(受験資格、他実務経験等の必要あり)
- 工事担任者(ネットワーク接続技術者)(受験科目の一部免除)
活躍が期待される分野(就職分野)
●ITソリューション/ITインフラ設計 ●映像音響システム設計 ●情報/通信システム設計 ●組み込みシステム設計 ●ソフトウェア開発 ●システムエンジニア ●技術コンサルティング
カリキュラムの特徴
- 日常の生活と生産の場に欠かせない情報技術の基礎と応用をバランス良く学修
- 知的な人間支援を実現するために必要となる、メディア情報処理、知能情報処理、情報ネットワークシステムに関する専門知識・技術を重点的に習得
- 社会の幅広いニーズを満たす情報システムを設計・開発・運用できる能力の習得
- プロジェクト型実習を通した、様々な産業分野で活躍できる情報技術者が備えるべき実践力の醸成
こんな学生を待ってます
次の能力、素養を習得する意欲のある学生
- 情報工学に関心をもち、新しい技術やシステムを創造して社会に貢献する熱意をもった人
- 数学と物理学の基礎学力を有し、自ら好奇心をもって新しいことに取り組める人
- 自分の意見を明確に表現し、仲間と協力して問題解決に取り組める人
講座制におけるグループ構成と研究内容
情報システム創成学講座
情報システム研究グループ
- 新しいサービス・価値発見のためのシステムデザイン思考の研究
- 様々なサービスが実装できる、アーキテクチャシステム思考の研究
- 農業・交通・エネルギー等のデータの集積・活用を通したサービス実行基盤の構築に関する研究
- 実世界を取り込んだ情報ネットワークとコンピューティング技術に関する研究
- 地方創生のためのIoT基盤の構築に関する研究
- システムソフトウェアに関する研究
- IoT・クラウド・機械学習におけるセキュリティに関する研究
知能システム研究グループ
- 言葉や身振りを使って人間と会話する会話ロボットの研究
- 外界を認識・理解するコンピュータビジョン
- 人間の感情を理解するヒューマンインターフェイス
- 生活支援・農業支援などの応用研究
- コンピュータの性能を最大限に引き出すための技術の研究
- 自然現象の解析のためのコンピュータシミュレーション
- 子ども向けプログラミング教育の教材開発
実世界情報学講座
メディア情報処理研究グループ
- 聴覚の仕組みを他の感覚との関連性を含めて解明する「聞こえを探る」研究
- さまざまな音環境を仮想的に合成する「聞こえを創る」研究
- 「音環境を収音・伝送・再生」するための信号処理技術の研究
- 映像中の人・物体などに対する認識・解析とその応用システムの実現
- 深層学習を用いた医用画像の認識とその解析
- 仮想現実感の技術を使った人の視聴覚の知覚についての解明
情報工学科 専門科目
●プログラミングⅠ | ●プログラミングⅡ | ●プログラミングⅢ |
●システム創成プロジェクト実習Ⅰ | ●システム創成プロジェクト実習Ⅱ | ●ディジタル信号処理 |
●音響工学 | ●画像信号処理 | ●音信号処理 |
●パターン認識と機械学習 | ●感性情報工学 | ●論理回路学(情報) |
●システムアーキテクチャ | ●情報システム学 | ●情報ネットワーク工学 |
●モバイルネットワーク工学 | ●電気回路学Ⅰ | ●電気回路学Ⅱ |
●電子回路学 | ●電磁気学 | ●情報通信工学 |
●離散数学 | ●情報理論 | ●アルゴリズムとデータ構造 |
●数値解析 | ●人工知能 | ●データマイニング |
●シミュレーション工学 | ●数理統計Ⅰ | ●数理統計Ⅱ |
●最適化手法 | ●情報社会と情報倫理 | ●情報と職業 |
●技術英語セミナー | ●科学技術ライティング | ●基礎セミナー |
●情報工学セミナー | ●卒業研究 | ●数学基礎演習A |
●数学基礎演習B | ●インターンシップA | ●インターンシップB |