Travel & Architecture / 旅と建築
 
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パウルクレーセンター 内部 情報スペース

一番奥の山形の部分には,情報検索スペースや,ビデオ閲覧スペースがある。また,一般は立ち入りできないのだが,奥に事務室・管理室がある。建物のコンセプトモデルや敷地模型,梁の模型,詳細図面などのパネルもあり,ビデオはこの建物の建設プロセスに関するものが流されていた。模型は木製のとても精密なもの。

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奥の事務室をガラス越しにとってみた。トップライトからの光と屋内の植物が,とてもいい雰囲気をつくりだしているように思う。

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最後に,ふたたびチケットカウンターのある場所にもどっての一枚。壁に建設プロセスや関わった人々の小さいパネルがならんでいる。

レンツォピアノの写真をみつけたので,僕らが指さして話していると,受付をやっているおばさんが近くでみていて,「そうそう,レンツォピアノよ」みたいなことを言って,ニコニコしていた。その笑顔は,ほんとうに心からの笑顔で立派な建物を自慢している表情ではなかった。心から自分たちが誇る芸術家のための美術館,そして自分たちの新しい居場所でもある愛着をもてる環境であること,その気持ちが伝わってくる笑顔であった。公共事業の目指す姿がここにあるように思えた瞬間だった。

僕にとっては,ここ数年体験した建築作品の中でも,思い出に残った作品であったように思う。

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