7月23日の講義内容 公開講座

「秋田の中小企業現場改善の進め方」~にかほ地区中小企業5Sの推進の具体例~

教授 谷内 宏行(たにうち ひろゆき) (システム科学技術学部/経営システム工学科)

講師は32年間大手電機メーカーで生産システム・IEを研究し、秋田県立大学に着任後4年間にTDKを初めとして幾つかの「にかほ地区」にある中小企業(製造業・サービス業) の現場改善を指導してきました。その経験を踏まえて、中小企業の現場改善の第一歩は、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の推進であることに確信を得ました。そこでここ秋田の中小企業の具体的な現場改善5Sの手順を解説し、現場の生産性向上策を伝授します。中小企業経営者には必見の講義。

「条件不利地域の存在意義と魅力」~コミュニティビジネスの可能性を探る~

教授 長濵 健一郎(ながはま けんいちろう) (生物資源科学部/アグリビジネス学科)

農業生産のみならず、生活環境も不利な条件におかれている「中山間地域」を維持していかなければならないのはなぜなのでしょうか。「中山間地域等直接支払制度」等の政策を講じているにもかかわらず、「限界集落」が増加するのはなぜなのでしょうか。 しかし農業生産・生活条件の不利性を抱える一方で、地域には魅力的な資源や文化が数多く存在しています。このような資源・文化を生かしたコミュニティビジネスの可能性を探り、条件不利地域再生の方向を模索します。