全国高校生建築提案コンテスト2013 審査結果発表

秋田県立大学 全国高校生建築提案コンテスト2013
「みんなの○○ -つながって暮らす-」審査結果発表

 

 

【寸評】
 7回目となる今回は「みんなの〇〇 −つながって暮らす−」をテーマとして、多くの人が世代をこえてつながるような建築空間、都市空間、ライフスタイルの提案を募集しました。応募総数は全国27校より51点、特に今回は初めて応募のあった学校が15校あり、このようなテーマに対する高校生の意識の高さが窺われました。応募者および指導教員の皆様に敬意を表します。
 応募案にはいくつかの傾向が見られました。特に、多世代に開かれた新たな交流拠点の提案、既存の都市空間に交流を促す仕掛けや場を補完的に付加する提案、多様な人々がつながって暮らす住宅(ライフスタイル)の提案、などが数多くありました。一方、入賞作品に共通していたのは、「個」と「集団」双方への視点がバランスよく組み込まれていた点でした。「距離感」あるいは「ゆるやかなつながり」と言い換えることができるかもしれません。「人と人のつながり」を考えることは「自立した個人」について考えることでもあるのです。

 少子高齢化が進む社会において、人々が世代をこえてつながる仕組みや場は益々重要度を増しています。今回のコンテストが、未来を担う若い創造力育成の一助となれば幸いです。

 

審査委員長 建築環境システム学科 准教授 﨑山俊雄

 

全国高校生建築提案コンテスト2013 審査風景

秋田県立大学 全国高校生建築提案コンテスト2013 審査風景

 

 

【審査結果】

※各同賞内は、代表者氏名の五十音順です。
 入賞作品のデータは本学・建築環境システム学科運営ページでご覧になることができます。
 (現在工事中。近日中に公開予定)

 

■最優秀賞(1点)
 「みんなの心、こみせ、町、そして未来へ~つながって暮らす~」
                                 北浦 由樹(埼玉県立熊谷工業高校3年)

 

■優秀賞(2点)
 「つなげる縁側~縁側が生む新しい暮らし~」

    大石 理奈、清水 瑠美香、清 彩華、遠藤 瞳、中野 萌子(静岡県立科学技術高校2年)


 「みんなの縁側~マンションに創る新たなつながり~」

                                茂野 僚太(三重県立四日市工業高校2年)

 

■佳作(5点)
 「みんなのレストラン」       遠藤 駿、田中 陵、梶田 雅斗(静岡県立科学技術高校2年)

 

 「スエヒロガリニ ツナガルメセン」             今野 美咲(北海道名寄産業高校3年)

 

 「個から社会へ~世代が出会うみんなの文学館~」  村岡 祐太(北海道札幌工業高校3年) 

 

 「みんなの笑顔の町~つながって暮らす~」     山中 優彩(埼玉県立熊谷工業高校1年)

 

 「変わるふるさとの変わらぬ茶畑~みんなの茶畑が紡ぐ地域交流館の提案~」
                             山本 雄一(国立豊田工業高等専門学校3年)

 

 

【応募状況】
 ■応募総数 :51点(うち県内応募作品8点)
 ■応募高校数 :29校(17都道県)

 

 

【賞状・記念品等の送付について】
 入賞された方への賞状と副賞、応募された方全員への記念品と作品評は、12月中~下旬に発送する予定です。最優秀賞および優秀賞を受賞した皆様には、副賞の希望確認のためご連絡いたします。

 

 

【参考サイト】
 ●コンテスト募集要項および関連資料
 ●建築環境システム学科運営ページ

 

 

 ※ご質問、ご不明な点がございましたら、下記連絡先までご連絡をお願いします。

 

 秋田県立大学本荘キャンパス 建築提案コンテスト係
 (本荘キャンパス事務局 総務・企画チーム)
 TEL  0184-27-2000
 E-mail koho_akita@akita-pu.ac.jp