朝食プロジェクト第IV弾(2日目)
今日も60名程度の利用でした.



本プロジェクトの論文化に向けて,考察してみたいと思います.
3回シリーズで,1回目のテーマは「コミュニケーションの場の提供」です.

かつての学生寮と言えば,厳しい・きつい・きたないの3Kであった.
入寮理由の大半は経済的事情であり,途中で退寮する者も多かった.
しかしながら,上級生との共同生活から上下関係や礼節を体得するという意味では,教育効果は大きかった.
近年,学生寮の存在や役割が見直されている.
古くなった施設は建て替えが進み,奇麗で快適な空間へと変わっている.
全室個室はもちろんのこと,大食堂や大浴場はグループ単位で使えるキッチンやシャワールームとなった.
寮母さんはレジデンススタッフ,寮長はハウスマスタとして,快適で安心な共同生活を支えてくれる.
また,若者を中心に,シェアハウスへの入居も広がっている.
一人暮らしへの憧れは減り,コミュニケーションやコミュニティを大切にする時代へと変わりつつある.
すなわち,個の時代から共の時代への回帰である.

家族は食事を共にする単位であるように,友達同士での朝食は友好を深めるきっかけづくりに貢献している.
このことは,少数意見であるがアンケートに記されていたコメントからも読み取れる.
特に本学の場合は,学生食堂が朝から営業していないため,これまで友達同士で朝食を共にする機会は少なかったように思われる.
このような機会と場の提供になったことは,本プロジェクトの副次的な効果であったと考えている.
実際に,朝食の後もそのまま友人同士でテーブルを囲んで勉強をしたり,和やかに談笑していたりという光景が見られた.
また,朝食を通じたコミニティの形成は,朝型活動にも寄与すると考えられる.
講義の予習や課題の相談,あるいは午後からのサークル活動等について話し合う時間として,朝の時間帯が活用できる.
一方で,早い時間から来て窓際のカウンタ席で朝食を取りながら,マイペースに読書や勉強をしている学生もいた.
このことから,朝食プロジェクトは,居場所の提供や孤立しがちな学生が大学に居やすいしくみづくりに結び付けられると考えている.

| 朝食プロジェクト | 10:11 | comments (x) | trackback (x) |

  
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