平成26年度第2回ボート体験会
梅雨空の7月第3土曜日,本年度2回目のボート体験会を開催した.
秋田Cから2名の参加があり,合計29名で開催することができた.



借艇数を1艇増やして,4艇で順番に乗艇した.
ポジションを入れ替え,レガッタに向けてクルー編成を検討した.
今年度は成年と壮年の両方で,5クルー出漕できそうである.

午前中に2回目の乗馬練習があり,活動の様子を見学してきた.
二種類の異なるスポーツであるが,ボートにおけるコックスの役割は,乗馬に通じるものがあると感じた.

乗馬は,馬の力を最大限に引き出すスポーツである.
日々の練習では,技術の習得に加えて,馬との信頼関係を築いてゆく.
理想は,以心伝心のコニュニケーション,ツーカーの仲だろうか.

ボートでは,日々の練習からレースまでの全てを支配するのはコックスである.
水の上に出れば,監督やコーチの指示・采配は届かない.
コックスが指揮を執り,ゴールに向って一直線に艇を進める.
ラダーワーク(操舵)は勿論のこと,レース全体を俯瞰し,他艇の状況を漕手に伝え,最大の推進力が得られるように,ペース配分に配慮する.

進行方向に背を向けてオールに力を伝え続ける漕手は,ひたすらパワーを絞り出す.
コックスの指示に従ってオールに身を託し,フォアなら1/4の推進力として自己表現する.
コックスは指揮官であり,漕手には1/4ずつ均等に力を発揮してもらう.
1/4以上の力は要らない.艇の直進を妨げるだけ.

両者の主従関係は明確であり,艇上ではコックスの指示が絶対となる.
ただし軍隊ではないので,指示系統には信頼関係が前提となる.
コックスが漕手に信頼されるには,細やかな気配りが求められる.

コックスの指示通りに漕げば間違いない.
漕手がそう思えるようになれば,名コックスである.

乗馬でも個々の馬の性格を理解して,手綱を引き,脚を入れ,鞭を打つ.
信頼関係が構築できれば,馬は乗り手の指示通りに動くようになる.

| ボート:: | 20:53 | comments (x) | trackback (x) |

  
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