生物生産科学科
植物は進化の過程で太陽光エネルギーを利用し環境に適応した独自の生育システムを完成させ、地球上のあらゆる生物を支えています。人類は食糧や食品のほか、建築資材、紙、衣類など生活上必要な素材の多くを植物に依存してきました。
21世紀を迎え、石油資源に代わる資源としてあらためて植物が合成する化合物が注目されるようになり、植物からアルコールやプラスチックなどを生産する必要が叫ばれています。この考えは、環境保全を意識した資源のリサイクル化という現代社会のニーズとも一致しています。
当学科では、植物を育て、植物の能力を理解し、バイオテクノロジーによって植物のすぐれた機能を利用した産業の振興に寄与できる人材を教育し、独自の研究を推進します。
取得資格
高等学校教諭一種免許状(理科・農業)
毒物劇物取扱責任者(任用資格)
甲種危険物取扱者受験資格
活躍が期待される分野(就職分野)
●農業/園芸/緑地 ●農薬/肥料/種苗 ●農業ビジネス/公務員 ●化学/医薬品 ●食料品製造
カリキュラムの特徴
- 植物特有の生命の営みを理解するために必要な総合的な基礎学習
- 圃場実習や研究室専門実験などの実践的な教育
- 植物バイオテクノロジーを体験し利用するための先端的な研究を体験
こんな学生を待ってます
植物バイオテクノロジーのエッセンスを理解し体験するためには、植物に実際に触れ、先端的な手法にも精通する必要がある。新しい分野に挑戦し、幅広い知識を身につける意気込みと柔軟な発想を持つ行動的な学生に来て欲しい。
講座制におけるグループ構成と研究内容
生物生産科学講座
植物生産基礎グループ
植物生産基礎グループでは、植物の生態的特性及び植物ホルモンなど分子レベルにまで踏み込んだ生理的特性の解明、環境負荷を少なくし物質循環を考慮した生産体系の確立、各種の植物病原ならびに共生微生物や雑草等との生物間相互作用の解明やその管理技術の構築に取り組み、「より価値の高い植物を健全かつ合理的に育てる」ための教育研究を行います。
植物遺伝・育種グループ
植物がどのようにして受精し形作られていくのか、植物特有の様々な機能成分はどのようにして作られるのか、また、植物は環境に対してどのようにして適応しているのかなど植物生産に関わる植物の機能について個体や分子のレベルで解明を進めています。さらに、これら解明した仕組みや遺伝子を利用した新たな植物の育成をめざして教育・研究を行っています。
植物分子生理グループ
植物の光合成に関連した物質生産や植物の細胞分化・形態形成のしくみを遺伝子やタンパク質レベルで明らかにするとともに、それらを制御・利用するバイテク技術の確立をめざして教育・研究を行っています。
生物活性物質グループ
植物の生長を制御する活性物質の単離・構造決定、合成、および分子レベルでの活性発現機構の解析をとおし、その生長制御メカニズムに関する教育・研究を行います。
植物資源創成システムグループ
「共生」をキーワードに、共生生物を利用した生物活性物質生産と、人工共生生態系による省資源型生物生産システムに関する教育・研究を行います。
生物生産科学科 専門科目
| ●生物化学Ⅰ | ●分子生物学Ⅰ | ●生物有機化学 |
| ●微生物学Ⅰ | ●遺伝学Ⅰ | ●植物生理学Ⅰ |
| ●植物栄養学 | ●生物無機化学 | ●気象学 |
| ●土壌学 | ●植物学概論 | ●地域資源経済学 |
| ●作物生産学総論 | ●農村社会学 | ●農業経営学 |
| ●農業・農村基礎実習 | ●生物活性物質化学Ⅰ | ●作物生態学 |
| ●植物病理学 | ●次世代生物生産システム学 | ●遺伝学Ⅱ |
| ●分子遺伝学 | ●育種学 | ●植物生化学 |
| ●植物生理学Ⅱ | ●植物細胞学 | ●肥料学 |
| ●無機分析化学 | ●農薬科学 | ●有機反応化学 |
| ●生物活性物質化学Ⅱ | ●栽培学 | ●資源植物学 |
| ●園芸学 | ●植物保護学 | ●植物病理生態学 |
| ●害虫制御学 | ●応用昆虫学 | ●植物工学 |
| ●植物組織培養学 | ●生物環境調節学 | ●生物生産技術論 |
| ●森林資源利用学 | ●生物生産科学実習 | ●生物生産科学実験Ⅰ |
| ●生物生産科学実験Ⅱ | ●生物生産科学演習 | ●生物生産科学科研究室実験 |
| ●卒業論文 | ●インターンシップA | ●インターンシップB |
| ●キャリア開発講座 |
