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植物の二次代謝産物はどのように合成されるのか明らかにする研究

植物では、特殊な化合物(これを二次代謝産物と言います)をある限られた植物種だけが作ることのできる能力を持っていることがあります。カフェインもそのような化合物の一種であり、私のところではそれがコーヒーの中でどのように合成されるのか酵素・遺伝子レベルで明らかにしました。このように植物の持つ有用成分の合成に関わる酵素の遺伝子について調べることで、遺伝子組換え技術を利用して大量に合成するなどの応用を考えています。

研究成果

  • Mizuno, K., Matsuzaki M., Kanazawa S., Tokiwano T., Yoshizawa Y. and Kato M. Conversion of nicotinic acid to trigonelline is catalyzed by N-methyltransferase belonged to motifB' methyltransferase family in Coffea arabica. Biochem. Biophys. Res. Commun., 452, pp1060-1066, 2014.
  • Mizuno, K., Kurosawa S., Yoshizawa Y. and Kato M. Essential region for 3-N methylation in N-methyltransferases involved in caffeine biosynthesis. Z. Naturforsch., 65c, pp257-267, 2010.
  • Kato M., Kitao N., Ishida M., Morimoto H., Irino F. and Mizuno K. Expression Analysis of the Genes for Caffeine Biosynthesis and its Related Enzymes in Camellia sinensis. Z. Naturforsch., 65c, pp245-256, 2010.
  • Hatakeyama, T. Mizuno, K. and Kurosawa, S. Purification and properties of a nuclease from the fruit body of Tricholoma matsutake. Biosci. Biotechnol. Biochem. 74, pp206-208, 2010.
  • Ishida, M., Kitao, N., Mizuno, K., Tanikawa, N. and Kato, M. Occurrence of theobromine synthase genes in purine alkaloid-free species of Camellia plants. Planta 229, pp559-568, 2009.

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略歴・フリートーク

2002年5月より現職。
以前は、筑波大学農林工学系・助手、農水省食品総合研究所でポスドクなどしていました。出身は愛知県豊田市、でもマイカーはトヨタ車以外に乗ってはや十ウン年?!博士研究では筑波大学でデンプンがどのように作られるのかについて考えてました。

特技:地図読み(海外でも地図があればOK!)
趣味:以前は「実験」と豪語していましたが、最近は...?、1位マラソン(大学の周りをぐ~るぐる..タイツ男にご注意!変な人に間違われないように..)、2位ドライブ(たまに愛知の実家まで行きます..往復1600キロ!)、3位ベランダ菜園(ゴーヤーのカーテンの裏で飲むビール最高です)
食べ物:オリーブ、みょうが(バカになると言われ続けても..)
パソコン:Mac(ダブルモニターは快適です♪)

以下、徒然なるままに...
好きな言葉:「~と言っても過言ではない。」「~と目論んでいる。」(申請書言葉...)
身に沁みた言葉:「研究者にとって食うのが遅いのは致命的だ。」(学生時代食事の時、研究室の先輩が言っていた。最近はすっかり遅く..)
譲れない言葉:布団は「着る」、果物は「いろ(色)む」
好きなテレビ番組(最近あまり見なくなりましたが):「吉田類の酒場放浪記」、「笑点」
関連して大事だと思うこと:「大喜利力」
よく出没する場所:「学会会場の休憩室」
最近気になっていること:メロンマラソン今年も暑かった。昨年0キロ関門で出走できなかったつくばマラソン今年は出ます!

E-mail: koumno  [@akita-pu.ac.jp]をつけてください。

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