先輩インタビュー

応用生物科学科を卒業した先輩へのインタビュー

応用生物科学科の良さや入学を志望する高校生に向けたメッセージなど、卒業生の先輩へインタビューした内容をまとめています。

卒業生

安達 美喜 Adachi Miki

株式会社三和化学研究所 研究職
生物資源科学部 応用生物科学科 2019年度卒業/大学院生物資源科学研究科 生物資源科学専攻 修士課程 2021年度修了

私は大学入学以前より研究職を目指していましたが、業界は特定していませんでした。本学の応用生物科学科では生物、化学を中心に食品、 醸造、微生物など幅広く学ぶことが可能なうえに、その中から自分の興味や将来就きたい職業によって研究室を選ぶことができます。 私は、学部時代の講義や実習から遺伝子や生体内の出来事に興味を持ち分子生物学系の研究室に進み、タンパク質の機能について研究をしていました。 研究を進める中で、人の病気の痛みや苦しみを少しでも軽減できる製品に関わる仕事がしたいと思い、製薬メーカーの研究職を志望しました。
本学では、先生に対する生徒数が比較的少ないため、手厚い指導とサポートを受けることができます。また、サークル数も多いため、 サークルを通して多くの友人と関わることでコミュニケーション能力を養うことができます。学部と大学院を通しての 6 年間は、多くのことを学び、 経験し、吸収した非常に代えがたい時間だったと感じています。

丸目 浩太郎 Marume Kotaro

三菱化工機株式会社 技術系総合職
生物資源科学部 応用生物科学科 2019年度卒業/大学院生物資源科学研究科 生物資源科学専攻 修士課程 2021年度修了

私は、学部、修士課程を通してバイオマス(エネルギーや物質に再生が可能な、動植物から生まれた有機性の資源)を有効利用するための研究を行いました。 就職先は、これまで学んだ技術・知識を活かすことを目標とし、下水の処理過程で発生するバイオガスや水素発生装置で発生するCO2をリサイクルしてエネルギーを 得る技術の開発に長けている三菱化工機へ入社を決めました。
本学で印象的だったのは、卒論・修論研究で、核酸やタンパク質を扱い、バイオテクノロジーの最前線に触れることができたことです。 また、充実した設備を少人数で使用することができるため、非常に恵まれた環境であったと思います。
本学の応用生物科学科は、化学と生物学を基礎としたバイオサイエンスを理解し、人類にとって有用な「バイオテクノロジー」として応用するための研究ができることや、 それを明確な研究の目標として意識することができることが特徴だと思います。

細川 由惟音 Hosokawa Yuine

一般財団法人青森県薬剤師会食と水の検査センター 検査員
生物資源科学部 応用生物科学科 2021年度卒業

私は高校の生物の授業がとても好きで、もっと生物の世界を知りたいと思い秋田県立大学 応用生物科学科に入学しました。 授業は分子生物学、醸造学、食品科学など、分野別に細かく分けられており、高校時代の何倍も詳しく学ぶことができ、幅広い知識と技術を身につきました。 就職活動では大学の講義、卒業研究、学生実験で学んだ知識を活かせる仕事を目指して活動し、『食と水の検査センター』に決まりました。
応用生物科学科で印象に残ったのは卒論です。卒業研究で予想通りの結果が「出たもの」「出ないもの」と様々ありましたが、卒業研究を通して私は実験の組み立て方、 専門分野の解析方法、などを学ました。卒業研究で得た経験は新しい職場でも活かせると思います。また、これまでの4年間、毎日楽しい学生生活を送ることができたのは、 愉快な友人達に恵まれたおかげです。友人との出会いは私の大学生活に大きな価値を与えてくれました。
応用生物科学科では実験室内で行う研究が多いので、室内での実験に没頭したい方にお勧めです。

梅津 光 Umetsu Hikari

三和油脂株式会社 製造部研究課
生物資源科学部 応用生物科学科 2021年度卒業

私は高校時代の化学実験から研究や開発に興味を持つようになりました。その後、大学の実習で多くの研究分野を体験し、 特に実際に米を発酵させて日本酒を造るという経験から、食品分野の研究に関わる職業に就きたいと強く思うようになりました。 三和油脂株式会社に入社後は、主にこめ油精製に伴い発生する副産物を活用した画期的な新製品の研究・開発に携わり、地域の活性化に貢献したいと考えています。
応用生物科学科の魅力は、微生物・植物・動物・食品・醸造と多彩な研究分野の先生が集まっており、それらの分野の知識やスキルを幅広く学べることです。 特に学生実習では、短い期間で様々な生体試料・食品試料を扱うため、いつも新鮮な気持ちで実験に臨めました。学科の友人達と学んだ多角的な知識・経験は、 今後の仕事や社会人生活において強い支えになってくれると思います。

北西 加怜 Kitanishi Karen

武州製薬株式会社 品質管理
生物資源科学部 応用生物科学科 2021年度卒業

大学で学んだ機器分析や品質科学等の知識を活かし、多くの人の健康に貢献したいと思い、食品や製薬会社を中心に就職活動しました。 武州製薬は、国内外の製薬メーカーから医薬品を受託製造している企業で、幅広い製品に携われるところが魅力です。 また、面接を通して社員の人柄や会社の雰囲気に惹かれ、この企業で働き自分の思いを実現させたいと考えて就職を決めました。
大学在学中で印象に残ったことは、サークル活動です。お料理同好会の会員として、大学祭で鍋企画に参加しました。 当日は様々な方が参加するため、老若男女問わず美味しいと思ってもらえるよう何度も試作会を行いました。 当日は、美味しかったと声をかけていただいたこともあり、良い思い出となりました。
応用生物科学科では、動物・微生物・植物・食品醸造といった幅広い分野を学ぶことができ、卒論の研究分野、その後の就職業界について余裕をもって考えられます。 また、醸造メーカーや製薬会社の訪問イベントなどは、本学科ならではの経験でした。

柳沢 光玲 Yanagisawa Mirei

大信州酒造株式会社 清酒製造従事者
生物資源科学部 応用生物科学科 2021年度卒業

日本酒に関わる仕事に就くため日本酒に関する研究を行っている本学を志望しました。在学中に、基本的な発酵の知識や日本酒醸造に関わる知識を学び、 より一層、日本酒製造に就きたい気持ちが強くなりました。就職先に大信州酒造を選んだ理由は、地元で自分が一番美味しいと思える日本酒を造っているからです。
応用生物科学科で強く印象に残ったのは日本酒『究』の製造です。大学入学後に学生が主体となり『究』という日本酒を造っていることを知り、そのメンバーになり、 原料米の生産から販売までの清酒製造に関わる一連の流れを学びました。製造に関する厳しさ、現場の責任感、日本酒が完成した時の達成感は、 将来の自分の方向性を決める大きなモチベーションに繋がったと思います。何よりも実際に飲んでいただいた人からの声は代えがたい経験となりました。
応用生物科学科では、発酵、微生物、有機化学、生体の代謝、公衆衛生、について深く学ぶことができました。大学で身につけた知識は、将来、 日本酒を造っていく中で伝統的な酒造りに、理論に基づいた新工程を組み入れるのに役立つと期待しています。

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森谷 歩香 Moriya Ayuka

株式会社アイビー化粧品 開発生産本部
生物資源科学部 応用生物科学科 2015年度卒業/大学院・生物資源科学研究科 生物資源科学専攻 2017年度修了/山形県/寒河江高校出身

化粧品を通じてすべての人を幸せにする

化粧品や健康食品の開発業務に携わっています。製品のコンセプト提案から処方開発や品質確認試験など幅広い業務を担当しています。アイビー化粧品は、製品の企画・研究開発・製造を自社で一貫して行い、販売会社を通じて製品をお客様に届けています。そのため、お客様の生の声をお聞きして、よりお客様が求めている製品を開発できると感じています。
学生時代は、グアム大学語学研修に参加しました。現地の方々の失敗を恐れず挑戦する姿、自信をもって夢を語る姿を見て、“自分自身も変わりたい”と強く感じました。自分の英語が通じたときには感動したことも強く印象に残っています。その時の経験が、現在の化粧品の研究者として、何事にも果敢に挑戦する積極性と前向きな姿勢に繋がっています。
「化粧品を通じてすべての人を幸せにする」という高校時代からの夢を実現するためにも、化粧品の処方開発に関する知識・経験はもちろん、化粧品による心理的作用やマーケティングなど幅広い知識を身に着け、柔軟な発想ができる研究者を目指したいと思います。

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鈴木 真 Suzuki Makoto

株式会社伊藤園 品質管理二部二課
生物資源科学部 応用生物科学科 2015年度卒業

授業内容の多くが仕事に直結していると感じます

現在は、原材料の残留農薬分析、ご指摘品の原因追究や新製品の栄養成分表示項目の確認等の業務を担当しています。大学の授業内容の多くが仕事に直結していると感じ、特に研究室で学んだ機器分析法や食品成分量の計算は日々の業務に大変役立っています。
秋田県立大学の魅力は学生が積極的に研究できる環境が整っていることです。1年次から始めることができる学生自主研究制度では、学生発のテーマを通して、担当教員が研究方法などを丁寧に教えてくれます。さらに内容によっては学外での発表も可能です。また、学生時代はおよそ10個ものサークルに在籍していましたが、それは自由度が高い秋田県立大学だからこそできる生活だと思います。将来的には分析のスペシャリストになることを目標に、新しい分析法の確立や元分析法の簡易化、危険な試薬の使用頻度の削減ができないかと考えています。