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メッセージ

秋田県の将来ビジョン実現のために

写真/システム科学技術学部学部長 松本真一
システム科学技術学部
学部長 松本 真一

昨今、我が国において顕著となってきた問題のひとつは、言うまでもなく、少子高齢化に伴う若者(労働者)人口の急速な減少です。また、特に工業分野を中心とする日本の産業構造の変化(例えば、安価で高品質な製品の大量生産から高付加価値がある製品の少量特注生産などへのシフト)も劇的で、危機感さえ募るものです。

数年来の「地方創生」政策は、こうした問題への対応の枠組みを示し、地域ごとの施策を促すものであり、秋田県においても将来ビジョンの策定とその展開が進められつつあります。また、行政ばかりでなく、どの大学でも人材養成機関としての対応・対策が迫られています。特に工学部系においては、教育の内容についても見直す必要があるのです。

本学は、建学の理念として「秋田県の持続的発展に貢献する」ことを掲げ、さらに本学部は、「研究開発による地域貢献」と「能力ある技術者養成による地域貢献」を理念として掲げております。したがって、秋田県の将来ビジョンに呼応し、それを秋田県立大学として、さらにはシステム科学技術学部として、これを支える方策を立案し、実行に移すことは重要な使命なのです。

今回の学科再編の目的は、正に「秋田県の将来ビジョンを実現するための体制を強化し、研究・教育システムの再構築を図ること」にあり、20年ないし30年先を見据えた大きな改革です。

関係各位のご理解とご協力、ご支援はもちろん、これから大学を目指そうとする若者たちにも、共感を持って本学部への入学にチャレンジして頂ければ幸いです。

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