平成20年度 公開講座

暮らしと産業を支援するロボットたち、その働きと姿

介護支援ロボは何をする?配管検査ロボってどんな姿?
ニーズと発想が生むロボット群

機械知能システム学科 知能メカノシステム・ロボットグループ 教授 岡野 秀晴

日常生活から宇宙産業に至るまで、多様なニーズを満たそうと多くのロボットの開発が進められています。これらのロボットはどのような発想から生み出されるのでしょうか。ロボットの歴史と開発例をたどりながら、ロボットを生み出す手法を学びましょう。介護や医療、教育、製造などの現場で働く多彩なロボットをご紹介します。最後に、新しいロボットを一緒に考えながら設計してみましょう。なぜか生き物に似てきますよ。

食と農の応援団!有機稲作を支援する除草ロボット

「安全な有機米、安くなったね」の声が聞ける日
 -ロボットで有機農法の革命なるか!

機械知能システム学科 人間支援メカトロニクスグループ 助教 齋藤 直樹

最近、食の安全に関してさまざまな問題が起こっています。こうした状況から有機農法が注目されています。しかし有機栽培は手間がかかり、農家にとっては大変な作業です。消費者にとっても食の安全と懐具合で悩むところです。こうした“食”と“農”の問題解決に貢献するロボットとして開発が試みられている「水田除草ロボット」についてお話します。除草剤いらずになれば、ロボットが田んぼの生き物を守ることにもなりますね。