活動記録ブログ

レースコース．

子吉川レガッタは，500mの速さを競う．
他艇より早くゴールすれば勝ちとなる．
タイムは測定されるが，参考情報でしかない．
水泳や陸上のように，絶対的な指標にならない．
ボートはコンディションに大きく左右される．
特に，風向きと水流に大きく影響される．
逆風と順風では，数十秒のタイム差が出る場合もある．
水の状態は静水が理想だが，川なので，どうしても水流の影響を受ける．
子吉川レガッタの場合は，下流から上流に競漕するので時間がかかる．
ただし，アクアパル前は河口近くなので，流れはそれほどない．
またレガッタ当日は，ダムの放流を止めるので，川の流れもほぼ止まる．

コースは直線で，各艇が予め決められたレーンを走る．
予選ではレーンは決められているが，準決勝や決勝では抽選になる．
これは，レーンによって風や水流が若干違ってくるから．
レーンマジックと呼ばれ，魔法のように勝ち進むクルーもある．
ただし，レーンマジックが与える影響はごく僅か．
十分に実力が伴っていれば，気にする程でもないだろう．
できれば内側の，2レーンか3レーンを選びたい．
勝っていれば，両舷に他艇を見ながら漕げる．

レーンから外れても，他艇と接触しない限り失格にならない．
ただし，余計な距離を漕ぐことになるので損をする．
また，審判艇からは繰り返し注意を受ける．
注意を受ければ，速やかに自レーンに戻ろう．
ラダーを切るのはやむを得ない．

レーンはブイで区切られている．
公式戦では，ブイは12.5m毎に打たれている．
1本漕ぐことに，ブイが後ろに流れて行くことになる．
なのでレーンから外れると直にわかる．
もちろん市民レガッタでは，ここまでコースは整備されない．
ブイは必要最小限しか打たれていない．
たしか50m間隔くらいだったと思う．

また，各レーンにはランドマークが掲げられている．
ランドマークには，レーン番号が書かれている．
ブイは局所的な情報，ランドマークは大局的な情報となる．
両方の情報を組み合わせて，ゴールに向かって艇を直進させる．
そして，どの艇よりも先にゴールラインを通過する．

（終わり）