除雪ボランティア第一弾活動報告(後半)
現地では,社会福祉協議会の民生委員の方々に大変お世話になりました.
飲み物やおやつなどのたくさんの差し入れを頂きました.

東光館でのお昼休憩をはさんで,午後の作業に取り掛かりました.



2軒目のお宅です.



玄関先のスロープにどっさりと雪が積もっていました.



スノーダンプでどんどん寄せて行きます.



隊員の大半は県外出身者で,これまでほとんど雪とは縁がなかったのですが,今回のボランティアを通じて除雪作業も手馴れてきました.



ただ,屋根の上の雪下ろしはレベルが高いので,今回はご遠慮させていただきました.
スコップが届く範囲を少しだけ落としておきました.



ただ,秋田県内の内陸部では屋根の上の雪をおろさないと雪の重さで家が倒壊するという地域もあるので,今後はスコップレンジャー隊の中でも屋根にのぼれる特殊部隊の養成が必要かもしれません.
あるいは工学系の学部として,雪下ろしロボットのような秘密兵器を開発してくれる未来のエンジニアがこの中から現われてくれることを期待しています.



2軒目の任務完了です.



最終任務は東光館の除雪でした.
2部隊で合流して作業に取り掛かりました.



どうですか,この手際の良さ.



山のように積もっていた雪もみるみる間になくなってゆきます.




除雪の基本はアスファルトが見えるまで削り取ること.
そうすれば踏み固められて根雪になるのが避けられます.
そして次からの除雪も楽になります.



午後四時までの作業を予定していましたが,スコップレンジャーの除雪能力は予想以上で,1時間前倒しで作業終了となりました.



次は2月中旬に横手のブドウ園への派遣が予定されているようです.
枝折れ被害など深刻な雪害が発生しているとのことです.
募集人数は20名程度の予定なので,どしどしご応募ください.

スノーレンジャー隊員です(再掲).お疲れさまでした.




秋田県立大学は地域の大学として,地域社会の中で地域社会に支えられながら,多くの学生が学業に励んでいます.
今回の活動は地域のために少しでも恩返しをしようということでしたが,逆に雪国での生活や民生委員の方々をはじめとする地域の人々の支え合いなどを学ばせて頂きました.

雪は取り除いても取り除いても降り積もります.
無常ですが,雪があるからこそ美しい景色があり,豊かな水資源と豊穣な大地が秋田にはあります.

今回の活動は雪国だからこそ経験できる貴重な体験となりました.
今後は継続的な取り組みへとつなげてゆきたいです.

あと,本荘キャンパスの除雪は業者さんが重機を使って寄せてくれていますが,キャンパス内には千人以上の学生がいるので,少しずつ力を合わればあっという間に除雪できるかもしれません.
| スコップレンジャー | 09:29 | comments (x) | trackback (x) |

  
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