読-書-偏-歴
2008
2008.12 | ||
F. Scott Fitzgerald「グレート・ギャッツビー」 Ellery Queen「オランダ靴の謎」 Alfred Bester「虎よ、虎よ!」 Françoise Sagan「ブラームスはお好き」 |
本に関するこだわりは様々なものがあるようだ。変な人だと思われるから、普段は黙っているが、自他共に思いつくものを挙げてみよう。 ・本を踏んだり落としたりすると罪悪感に襲われる。(子供のとき、親に怒られたよね) ・本を捨てられない。(古書店に売るのは良いの?) ・本のオビを捨てることが躊躇われる。(買うとき「オビいりません」と言えないものか) ・本に挟み込みの紙の栞が捨てられずに溜まっていく。(出版社によって好みの栞があったりする) ・本に挟み込まれている新刊案内を読むのが好き。(ちまちましたところが微笑ましい) ・新しい本を買うと、ページを開いて匂いを嗅ぐ。(動物的) ・本棚には本しか入れない。(えっ?と思った人は気をつけよう) ・本棚は著者別、出版社別、サイズ別に整頓するのが当然、という義務感を持っている。(そうしないと呪われる、とか?) ・図書目録が大好き。(辞書が好き、とは違うようだ) ・文庫本が新装されて表紙が変わったものは気に入らない。(中身は同じなのに) ・新刊を予約して購入する。(「予約」というイベント) ・文庫本は出版社の好みがある。(同じ作品であれば、こっちの出版社、と決めている) ・バッグなどを買うときに、本を入れるスペースを考慮する。(真剣かつ切実に) ・人との待ち合わせ場所は書店がベスト。(1時間前から待機していたりする) ・デートの時でも書店に立ち寄る。(前提と化している) ・書店で、自分が好きな作家の本を他の客が手に取っていると、「どうか買ってくれますように」と念じる。(世界が平和になりますように) 尚、上記はすべて自分の癖という訳ではない(と書くと、たいていは無駄な言い訳と思われるが・・・)。 | |
2008.11 | ||
西澤保彦「異邦人 fusion」「黄金色の祈り」 西尾維新「DEATH NOTE ANOTHER NOTE」 ------ 「C*N 25」 |
アンソロジーをたまに読む。結構好きかもしれない。でも、アンソロジー自体がその他に比べて少ないから「たまに」しか読めないし、
それを本当に好きかどうかというのも疑わしい。まあ嫌いではない(こういうもってまわった言い方をすると嫌われます)。
読んでいる時の感覚は、書店で色々な本の背表紙を眺めて歩いているのに似ている。
そういえば、アンソロジーを買っても、題名と作者を確認するものの、全部は読まないこともあるし・・・(>編者に喧嘩を売ってます?)。 アンソロジーは、小説雑誌とか文芸の機関誌のようなものだろうか(素人目には殆ど同じに思える)。編者による書評があったり、対談が載っていたり。 マンガにもアンソロジーはあるし、たぶんどんなジャンルにもある。マニアのサークル活動のような、濃い世界(偏見)。 | |
2008.10 | ||
Ellery Queen「フランス白粉の謎」 京極夏彦「覘き小平次」 小林泰三「忌憶」 西澤保彦「パズラー」 |
一般に買い物をしたときに、商品を入れてもらう袋はどんなものだろうか。それなりにしっかりした、または洒落た手提げ袋などは、その後も使いまわす人が多いだろう。 本屋では紙袋の他に、買った本をポリの手提げに入れてくれる店もある。それが結構厚い作りだと、破れない限りは使い続けている。本やCDを入れて運んだり、旅行にも持っていくし・・・。 本をよく買う人には、結構重宝がられている(ように見える)。紙袋の場合は薄いので破れてしまうけれど、こちらもそれなりに使いまわす。 最近は通販が多いから、袋のストックが少なくなっているのが、ちょっと不満(ってほどでもないけど・・・)。 | |
2008.9 | ||
鮎川哲也「りら荘事件」 森博嗣「タカイXタカイ」 米澤穂信「クドリャフカの順番」 小林泰三「ΑΩ」 |
「りら荘事件」、まだ読んでなかった(推理小説マニア向け表現)。 どこで、いつ読書するかは、人によって様々だと思うけれど、自分はどうだろう。 普段ひとりの時は食事中や寝る前とか。 休日はわざわざ喫茶店に行って読むことも多い。旅行・出張中は移動時の飛行機とか電車内とか、それらの待ち時間にも読む。 書店では、まず読まないなあ・・・。風呂・トイレでは読まない(そんな時間はない)。 勤務中に読む本は学術書に限るけれど、平日の昼間にじっくり読めることはほとんどないので、夜か休日になる(あれっ?)。 | |
2008.8 | ||
S. Singh「フェルマーの最終定理」 森博嗣「クレィドゥ・ザ・スカイ」 Ellery Queen「Zの悲劇」 北森鴻「写楽・考」 |
休暇に入ると、さあ読書だ、と意気込むが、時間がある割には多く読めない。どうしてものんびりしてしまって、それに伴い頭の活動も鈍くなるためか、スピードが出ない
(つまり、もともと大した意気込みではない)。 大学受験の勉強の時に、気分転換に手にした小説が面白くて、3巻全部読破してしまったことがあったっけ・・・気分転換ではなくて、逃避だ。逃避って素晴らしい。 最近は集中力も落ちる一方で、長大かつ難解な作品は、早めに読んでおいたほうが良いかもしれない、と思う(「ド*ラ*グラ」とか「死霊」かしら・・・?)。 | |
2008.7 | ||
小林泰三「脳髄工場」 Meg Cabot「The Mediator, Haunted」 森博嗣「工学部・水柿助教授の解脱」 J. P. Hogan「ガニメデの優しい巨人」 |
本棚にお金をかけるのは、インテリアのためであって、当然、読書自体とは関係がない。財布にお金をかけるのに似ていなくもない(違うと思う)。読書家の人にとって整理整頓は2の次3の次4の次・・・だから、その人の部屋は周囲に本が散乱していることが多い(と誰かが言っていた)。尚、自分は読書家ではない。本の量からみて整頓も簡単だし、多すぎて捨てることもあまり無い。それでもたまに新しい本棚を買いに行く(>捨てないから)。 普通、一般家庭では、本棚には本以外の物も入れる(というか、置く)。本を収納するためだけに本棚を買う、という発想は、たぶん一般的ではないので気を付けよう(何に?)。 | |
2008.6 | ||
小林泰三「密室・殺人」 森博嗣「もえない」 Ellery Queen「Xの悲劇」 西尾維新「傷物語」 |
小林泰三氏とクイーンは久々に読んだ。続けて読みそうな気配。 自宅には2つの段ボール箱が置いてあり、未読と既読の本をそれぞれ入れてある。読了した本は既読の箱へ、そこが一杯になったら本棚か押し入れへ入れる。ここまでだと整理法のようだが・・・以前は床か机の上に乱雑に(未読も既読も)放置していたのが、ある時、片付けの目的で一時的に段ボール箱に分けて入れたところ、そのままになってしまった。 今月、箱付きの本を一冊購入したが、その箱が本の6倍くらいの大きさ(容積)でした。さて、何故でしょう?何の本でしょう?(>「何故か」は簡単すぎ、「何か」はマニアックすぎ) | |
2008.5 | ||
法月綸太郎「生首に聞いてみろ」 綾辻行人「暗黒館の殺人」 |
ネットで本を購入すると、ちょっと面倒なのは、そのたびに段ボール箱がゴミとして出ること(本に限らず)。なるべくまとめて買うようにはしている(個人の購入量ではあまり意味ない)。書店で本を買って、店員に「文庫本にカバーお付けしますか?」と聞かれるのは定番だが、カバーはすでに付いているわけで、カバーにカバーを付けるの?(>そういう意味じゃない>はい、判ってます) 洋書のペーパーバックのような文庫が欲しいです。携帯が楽だし。 関係ないけれど、「御付」は「おみおつけ」の「おつけ」。 | |
2008.4 | ||
米澤穂信「犬はどこだ」 森博嗣「キラレXキラレ」 石川雅之「もやしもん vol.6」 J. D. Salinger「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」 西澤保彦「謎亭論拠」 |
「今月の薄い文庫」はサリンジャー(厚い薄いの「薄い」です。濃いの反対もなぜ同じ漢字なの・・・)。最近は3分の2以上の本をネットで購入するけれど、散歩がてら実際の書店へもよく行く。立ち読みはあまりせず、本を眺めるのが自分では好きらしい(変な趣味)。1時間はつぶせる。店には迷惑かも(本も買ってます)。 | |
2008.3 | ||
Henry James 「ねじの回転」 Arthur C. Clarke 「幼年期の終り」 James Tiptree, Jr.「愛はさだめ、さだめは死」 Thomas Harris「レッド・ドラゴン」 石川雅之「もやしもん Vol. 4, 5」 |
この時期、学会出張中にホテルやカフェで読書。荷物になるのが分かっていても、つい旅先で買ってしまう。普段に比べて学会中が一番運動してますね、歩くから。歩くために行っているような気がするくらい。ふと思ったが、自分が歩くのが好きなのは、短気なせいかもしれない。 | |
2008.2 | ||
西澤保彦「生贄を抱く夜」 森博嗣「ゾラ・一撃・さようなら」 Meg Cabot「The Mediator, Darkest Hour」 山尾悠子「ラピスラズリ」 |
ちょうもんいんシリーズ(「生贄を・・・」)はいつも表紙絵が可愛らしいです。Meg Cabotはイラストが気になった(手持ちの本の、他のイラスト(同じイラストレータ)と並べて眺める)。ラピスラズリ箱入り。見た目で(だけじゃないけど)買ったので、「箱買い」。大学の2月は慌ただしくすぎる(読書の暇も無いくらい>嘘)。12月よりこっちが「師走」だと感じます、って誰かが言っていたような・・・。 | |
2008.1 | ||
森博嗣「ZOKUDAM」 Ray Bradbury「二人がここにいる不思議」 Françoise Sagan「悲しみよ こんにちわ」 石川雅之「もやしもん vol.2, 3」 |
サガンは初読。仏語の発音はサガンで良いのだろうか(英語だとセーガン?)。正月には色々なテレビ番組を放送しているけれどあまり興味がない(囲碁対局は観る)。本をネタにした「昭和の名作」みたいなのがあったら、観るかも(否、ネタバレするから観ないか・・・)。 |