秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

一斉枯死したササ群落は何年で回復するのか?
−クローナル植物の面白さを探るー

生物環境科学科 教授 蒔田 明史

今進めていること

一斉開花枯死したササ群落は何年で回復するのか−そのクローン動態を探る

少々詳しく言うと・・・

ササは、100年以上にわたり地下茎を伸ばして成長を続けたのち、突然(?)広範囲で一斉に開花し枯れる。長寿命で一生に一度だけ開花する植物なのだが、ササの枯死は森林の環境を一変させ、その動態に大きな影響を与える。枯死後は種子から群落を回復させるのだが、その回復過程についてはよくわかっていなかった

ここまで到達したい!

大学院生の頃から始めた八甲田山でのササ枯れ地の追跡調査はすでに25年を越えた。ササの回復は遅く元と同じくらいの大きさになるのに約20年。今はDNA解析のできる共同研究者を得て、地下茎で広がっている個体の大きさや個体同士の競争関係を明らかにしたいと思っている。

おまけの一言

クローナル植物(地下茎などで広がることのできる植物)はとてもおもしろい!普通植物は移動できないとされている。しかし、クローナル植物は長い時間をかけて移動している。きっと、好条件の場所に出くわすと、やたら元気になったりしてるに違いない!