秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

植物が作るデンプンの生合成
  メカニズムを解明しよう!

生物生産科学科 教授 藤田 直子

今進めていること

イネを使ってその貯蔵器官である種子に多量に蓄積するデンプンの生合成メカニズムの解明に迫っている。

少々詳しく言うと・・・

デンプンは、動物などが肝臓等に蓄積するグリコーゲンと基本的には同じグルコースポリマーだが、実は非常に凝った構造をしていることが分かってきた(図1)。イネなどの高等植物では、凝った構造を作り出すため、その生合成にはたくさんの酵素が関与しており、現在、その一つ一つの機能を解明している。

ここまで到達したい!

具体的には、特定の酵素が欠失した変異体を単離し、それが正常なデンプンとどう異なるか?を調べることと、酵素を単離・精製し、その性質を試験管レベルで調べることの両方から攻めることで行っている。デンプン合成に関わる全ての酵素の機能を解明し、メカニズム完全解明に迫りたい。

おまけの一言

デンプン生合成のメカニズム解明には、新規構造をもったデンプンの開発に直接つながる。さらにその知識を生かして、バイオテクノロジーで効率的に‘これまでにない新機能をもった’デンプンを開発することができる。