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水生生物を用いた化学物質の生態影響とリスク評価に関する研究

生物環境科学科 助教 堀江好文

今進めていること

化学物質は、食品や農薬、医薬品、化粧品などあらゆる所で使用されており、人類の生活に必要不可欠です。しかし、その半面で化学物質の流出汚染による自然環境や生態系の破壊をもたらしてきました。そこで私は、水生生物(主にメダカやゼブラフィッシュなど)を用いて化学物質の生態影響とリスク評価に関する研究を行っています。

少々詳しく言うと・・・

我が国において、化学物質やその混合物の生態毒性の評価を目的とした生態毒性試験では、経済協力開発機構(OECD)で国際的に同意された試験法(OECDテストガイドライン)に基づいて行われています。そこで、OECDテストガイドラインを用いて、化学物質の生殖影響や致死影響、性への影響を分子レベルで研究しています。

ここまで到達したい!

これまでの先行研究から、内分泌かく乱物質などの化学物質は、生殖能力の低下や性転換の誘導などを引き起こすことが知られています。そこで今後は、様々な生態影響がどのような分子メカニズムで誘導されているのかを明らかにしていきたいと考えています。

おまけの一言

生物の生存にとって自然環境は最も重要であり、人類は常に自然環境や生態系の保全を考慮し、人類の生活活動が自然環境や生態系にどのような影響を与えているのかを理解することは、生態系の保全を実現するために極めて重要であると考えています。