秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

ユーザー行動データからの知識発見

経営システム工学科 教授 上原 宏

今進めていること

インターネット上の書き込みをプログラムを用いて大量に収集し,書き込みの特徴を分析することによって,ユーザー行動の特徴やユーザーが関心を抱いている対象の特徴を明らかにする研究を手掛けております。

少々詳しく言うと・・・

たとえば,絵本を読み聞かせた母親が書き込んだブックレビューを数十万件取得して,そのテキストから読み聞かせ中の子供の反応記述部分だけを抽出することにより,子供の反応が年齢とともにどのように発達するか,あるいは絵本のタイトルによって反応特徴に違いがあるかを分析しています。

ここまで到達したい!

子供の反応と言語獲得に関する相関性を見つけ出すことで,認知発達に関するルールを導き出してみようと思います。特に子供の反応のうちで,ジェスチャーは言語発達との関連性が高いという関連研究があり,それを大規模データから検証するとともに,従来の実証研究では得られなかった認知発達の特徴を発見したいと思います。

おまけの一言

子供の認知発達のモデル化は,もしかするとコンピュータの自律的な知能発達のレファレンスモデルになるかもしれません。また,人に何かを伝えるための最もシンプルなモデルも子供のジェスチャー表現が参考になると思われます。このように,この研究を通じてコンピュータによる,自律認知発達や,人との効果的なコミュニケーション表現に今後展開できることを妄想しております。