秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

動物の表象、特に羊や牧歌に関する日英比較文学研究

英語 助教 江口 真規

今進めていること

文学作品における自然や動物の表象について、特に羊や牧歌に関しての日英比較文学研究を行っています。

少々詳しく言うと・・・

日本では羊は明治時代以降、欧化政策と植民地政策の一環として輸入されました。そのため、近代以前には羊は想像上の生き物とされていましたが、外国文化の流入により従順や犠牲といったイメージが広まり、現在でも純粋・無垢といった印象が定着しています。このような認識が形成された経緯を、夏目漱石『三四郎』等の文学作品や農畜産業の資料を用いて明らかにしていくことを研究テーマとしています。

ここまで到達したい!

日本における「牧歌的」という概念やそこから想起されるイメージが、近代以降、英文学作品の翻訳を通してどのように広まっていったのか解明していきたいです。

おまけの一言

近年、アニマル・スタディーズという学際研究の一領域が広まりつつあります。しかし、日本の動物に関する研究成果はまだ周知されていません。日本文化の理解を深め、外国語で情報を発信できる力を身に付けることが大切だと思っています。