秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

キャリア・カウンセリング、キャリア教育、人材教育

キャリア教育学 准教授 渡部 昌平

今進めていること

キャリア教育・人材育成にはいろいろな手法ややり方がありますが、より効率的・効果的に進めるためにはどういう要件が必要なのかを検討しています。
また秋田県立大学でのキャリア教育体制の設計・調整にかかわっています。小中高のキャリア教育支援にも一部ご協力しています。
最近はナラティブ/社会構成主義キャリア・カウンセリングの研究と普及啓発に力を入れています。

少々詳しく言うと・・・

例えば企業の人材育成で言えば、Off-JTなどの研修は確かに必要なのですが、結局は従業員の「やる気」「意識」が最も重要になってきます。
学校のキャリア教育も同様です。イベントを用意するだけでなく、イベントの事前・事後で児童・生徒・学生の意欲をいかに引き出すかがキーになってきます。
そのためには語り(ナラティブ)が必要になります。
実は多くの人たちが「自分の価値観や能力が分からない」「自分の方向性が分からない」と悩んでいます。そこを質問して整理するだけでも、人間は前に向いて歩いていける、と考えています。自分の価値観や方向性を簡単に整理できる技法を考えています。

ここまで到達したい!

一握りの人の「キャリア教育・人材育成」ではなく、成績や収入あるいは役職の上下に関係なく、みんなが「納得できる人生」「納得できる生活」「納得できる仕事」、そしてそのためのキャリア形成ができるようにならないか、日々考えています。難しい方法ではなく、誰もが実践できる方法を考えています。
そこでいま注目しているのが、自分の生き方について語る(あるいは語り合う)ナラティブの技法です。

おまけの一言

心の気づきが先でも、行動が先でも、結果が良ければ良いと思っています。ただ私の出身が「言葉を使うカウンセリング」なものですから、私自身は「(言葉による)心の気づき」に注目しています。心の気づきのためには、まず言葉に出してもらうことが必要になります。そのために質問という形式を取ります。
最近の若者の中では「仕事理解」というと「言われたことをやる」「やればお金がもらえる」のが当たり前となっているような感じを持っていて、「仕事理解」という言葉の整理(役割や責任感は「仕事」に含まれないのか、やりがいは大事ではないのか)をしようと考えています。
皆さんも自分の人生について、あるいは生き方について、「あって欲しい未来」を語ってみませんか?