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熱工学の知識とシステムに関する知識を用い技術的問題を解決する

機械工学科 教授 鶴田 俊

今進めていること

意図しない熱発生によって設備の機能が低下や喪失することがあります。熱工学の知識とシステムに関する知識を用い技術的問題を解決するための研究を行っています。

少々詳しく言うと・・・

穀物や廃棄物燃料の貯蔵に使用される大型サイロ内の熱移動と物質移動に関する「堆積有機物等の蓄熱現象に関する研究」、可燃性液体を使用した洗浄設備、塗装設備などの火災に関する「可燃性液体プール燃焼の熱輸送現象に関する研究」、合成樹脂や木材で形成された垂直流路内での火災や過熱現象に関する「燃え拡がり現象に関する研究」を行っています。トンネル内の火災時の熱移動に関する研究も継続しています。

ここまで到達したい!

熱工学は、人間歴史と同じ歴史をもつ古い学問です。一方、火災・爆発による被害を人類は克服できていません。新技術開発も熱工学の知識なしに行うことはできません。海図なしに航海に出ることがないのと同様です。新技術開発を行う前に熱工学の知識を活用、潜在危険性を抽出できるようにしたいと思います。

おまけの一言

新技術の開発を行い失敗したと判断された場合でも、実験や試験の手順が適切に管理されていれば実験や試験の結果には有用な情報が含まれているはずです。たとえ、不幸にして火災・爆発事故がおきた場合でもその現象を丁寧に見ることで技術的に価値のある情報を得ることができます。現象を解析し、対策を講ずるお手伝いができることを願っています。