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土壌伝染性病害を起こす菌類を知る

生物生産科学科 助教 戸田 武

今進めていること

植物の病害(主に土壌伝染性病害)を診断し、関与する病原菌類を明らかするとともに性質等も調べています。植物の根からの病原菌を単離して、培養性質を観察したり、病原菌のDNAの塩基配列をもとに、病原菌の分類についても研究しています。また、分子生物学的手法によって、植物から病原菌の検出方法する改良し、病害診断技術の開発にも取り組んでいます。

少々詳しく言うと・・・

 作物に病害を発生させる菌類には、多数の属や種が存在します。防除の確立のためには、病害を起こした種、および、近縁の種との分類学的関係性や性質の違いを詳しく理解することが重要です。菌類の種によって、防除の方法が異なる場合もあるからです。特に、土壌伝染性の病原菌類による新しい病害が現場で見つかった場合、病害の特徴や性質を理解するのに時間がかかります。
 できるだけ、発病した病害を迅速に診断し、防除法の確立に役立てるために、分類体系や詳しい知見を増やす必要があります。

ここまで到達したい!

 多くの土壌病害の早期診断や予防的診断方法を確立し、実用化を目指します!
 そのために、今まで確立された診断技術と分子生物学的手法を応用するとともに、新たに見つかった土壌伝染性病原菌類の分類体系の整頓を着実にこなしていきます。

おまけの一言

土壌には様々な菌類が、想像を超える数で存在する言われています。まだまだ、未知の存在は多く、調べなければならないことは多いのです。そんな未知の世界に触れることによって、新しい菌を発見したり、既知の菌が持つ珍しい性質を見つけ出したいと思います。