秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

“ローテクによるバイオ・機械融合研究と産学連携”
〜高効率細胞膜穿孔技術と生体模擬ロボット〜

機械知能システム学科 准教授 齋藤 敬

今進めていること

たくさんの細胞に新しい機能を追加する技術と、生物の機能をまねたロボットの開発、そしてそれらの産業化です。

少々詳しく言うと・・・

独自技術である細胞死を引き起こしにくい局所酸化による細胞膜穿孔法によって、細胞集団を対象に、細胞の内部に様々な機能性物質を組み込む研究を進めています。これは再生医療や細胞治療を実現する上で、極めて重要な鍵となる技術です。実は技術の起源は、神経制御義肢や人工感覚器官の実現のため、神経細胞群と安定して接続可能な集積型微小電極の開発にあります。「神経インタフェース」と呼ばれるこの分野では、神経情報が人工物と適切にやりとりされているか、神経情報により制御される動物に似せたロボットと、動物の動きを比較することが多いのです。このため私たちは、バイオ分野と並行して独自のロボット開発技術もはぐくんできました。現在、動物模擬脚型ロボット“Whitegoat”(しろやぎ)や、派生技術である伸縮マニピュレータ、さらには細胞膜穿孔法を自動実施する細胞改変ロボットなど、様々なバイオ・機械融合の成果が上がっており、国内外で様々な賞を受けるなど注目を集めています。

ここまで到達したい!

私たちの研究内容は決してハイテクではありません。経済学の用語で「破壊的イノベーション」と呼ばれるような、ローテクだけれども結構すごいことができるという技術です。高度な技術が必要でないため、実用化は早いと思います(勝手にまねされないよう、特許で技術を守る必要がありますが・・・)。
早く皆さんの役に立つように、そして良質な雇用を生み出せるように、これらの技術を発展させ産業化したいと思います。

おまけの一言

私たちの技術を使ってみたい!試したい!という方はお気軽にお問い合わせ下さい。