秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

健康・スポーツ科学〜科学的知見を健康増進に役立てる〜

体育学 准教授 内山 応信

今進めていること

1)青年を対象としたバランス能力評価法の開発
2)高齢者を対象とした易転倒性評価法の開発

その他,効率的な巧緻性トレーニング法に関する検討,など.

少々詳しく言うと・・・

1)バランス能力評価に関して:
 人が安定して立つため,つまり,小さい両足の足底面上に身体重心位置を維持するためには,体軸に沿って存在する複数の関節を微調節し続ける必要があります.このような奇跡的な制御は,様々なスポーツ中のみならず,日常生活のあらゆる動作時に,影のような存在として働き続けています.バランス能力が高いほど,良いスポーツパフォーマンスを発揮出来ますし,安定した日常生活活動の礎となるでしょう.では,どのような立ち方(姿勢の制御特性)をする人が,バランス能力に優れるているのでしょうか.立位中の身体重心の動揺を計測するだけで,バランス能力水準を評価する方法を探っています.

2)易転倒性評価に関して:
 日常生活において,歩く,立つ,座る,向きを変える等,下肢を利用し重心移動を伴う動作は特に頻繁に利用されます.これらの動作の成就には,身体の機能的移動性(functional mobility)が関与しています.加齢に伴うfunctional mobilityの低下は,転倒の危険性を高め,たった一度の転倒は骨折,そして長期に渡る寝たきりの直接的原因となり,日常生活活動や生活の質を著しく制限します.ゆえに高齢者においてfunctional mobilityの低下を延伸させること,また,その水準を客観的に評価することは非常に重要です.
 以上より,既存の易転倒性評価テストの問題点を考慮し,より簡便で妥当性の高いテスト作成を試みています.更に,個々人の体力水準に応じた高齢者の転倒予防に有効な運動プログラム提案につなげたいと考えています.

ここまで到達したい!

研究の結果得られた知的資産の地域へのフィードバックを通じ,健康で活力ある地域社会の構築,人材育成に貢献したい.

おまけの一言