秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

脳型記憶システムの研究開発

知能メカトロニクス学科 准教授 間所 洋和

今進めていること

脳の連想記憶や短期・長期記憶、感情の理解による記憶の編集など、脳型の情報処理・記憶方式の工学的実現を目指した研究開発に取り組んでいます。

少々詳しく言うと・・・

最新の脳科学の知見によると、人間は、未来の出来事を予測するために記憶を蓄積し、整理・編集していることが示されています。特に、未来予測には、対象場面における文脈(コンテクスト)と、その時の感情が出来事(エピソード)として結び付いた、エピソード記憶の寄与率が大きいと言われています。脳の神経回路網の動作を模倣したニューラルネットを用いて、エピソード記憶を工学的にモデル化した脳型記憶システムの開発を目指しています。

ここまで到達したい!

脳型記憶システムにより、記憶、学習、予測、思考、判断などができる脳型コンピュータの実現を目指します。また、手応えの感じる受容度の高いインターフェースとして、更には「頼れるサブブレイン的存在」として、ロボットや情報機器、自動車などに応用したいと考えています。

おまけの一言

蒸気機関の発明により引き起こされた産業革命は、肉体を酷使する多くの労働から人々を解放しました。近年の情報革命は、定型的な情報処理作業や事務作業から労働者を解放しつつあります。このような産業構造の変革の中で、創造性こそが次世代を担う人材に求められる能力です。脳情報工学の研究を通じて、誰もが創造的な活動に取り組める新しい産業の創出を目指した研究開発に取り組みましょう!