秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

貴重な森林資源を無駄なく利用する
−廃木材を安全に利用するために−

木材高度加工研究所 教授 山内 繁

今進めていること

廃木材に、木材以外にどのような物質がどのくらい含まれているのかを、系統的に調べるシステムを開発しています。

少々詳しく言うと・・・

多くの廃木材には接着剤、保存剤、塗料など、木材以外のいわゆる“異物”が含まれており、人体にとって有害な物質も少なくありません。したがって、再利用するためにはどのような異物がどのくらい含まれているのかという情報が重要になってきます。そういった情報をすばやく得るための分析システムを構築し、森林資源の有効利用に役立てようとしています。

ここまで到達したい!

赤外分光法とラマン分光法を利用することにより、かなりの種類の接着剤を迅速に識別できるようになりました。今後は、応用範囲を保存剤や塗料にも広げ、さらに木材に含まれる異物の分布に関する情報も得られる分析システムをつくりあげる予定です。

おまけの一言

森林資源の最終的な利用法はエネルギー化することですが、木材を熱分解してガス化し、そのガスを燃料として発電する方法の実用化も検討しています。この方法には、発電システムを小型化しやすいというメリットがあります。