秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

非協力分数形n人ゲームの均衡解について

経営システム工学科 教授 木村 寛

今進めていること

分数形の損失関数をもったn 人ゲームモデルにおける均衡解とそれに関わる定理などについての研究です.

少々詳しく言うと・・・

分数形の損失関数形は経営などの分野で比較的多くみられ,お互いそのような評価基準をもった複数人(n人)によるゲームモデルを考えます.このときに,どのような状況であればすべての人が納得,妥協できるような均衡解が存在するのか,またその均衡解はどのような特徴をもつのか,などについて研究します.

ここまで到達したい!

一般に分数形関数は扱いが困難です.例えば分数を構成する分母,分子の関数はそれぞれが連続性をもっていても一つの分数関数として扱うと個々の関数の性質は保存するとは限りません.分数形損失関数によるゲームにおいて均衡解や,それを少し弱めたε-均衡解
を導く定理,また集合値最適化を用いた解析などが目標です.

おまけの一言

2005 年のノーベル経済学賞は,Robert J.Aumann,Thomas C.Schelling のゲーム理論の2 人の研究者が受賞し,ゲーム理論の研究は益々盛んになってきています.