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ネットワーク特性が映像知覚におよぼす影響に関する研究

電子情報システム学科 助教 寺田 裕樹

今進めていること

様々な種類の映像を配信できるシステムを構築し,それらの映像をインターネットを介して世界中に配信しています。それらの映像がネットワーク特性の影響を受けたとき,みなさんがどのように感じるのかについて調べています。

少々詳しく言うと・・・

医療,ロボット制御,教育等の様々な分野において遠隔作業のアプリケーションにはインターネットを介したストリーミング等の映像配信技術が利用されています。しかし,専用の回線がない場合,インターネットにはQoS(Quality of Service)保証がなく,遅延時間,帯域およびパケットロスなどのネットワーク特性により映像品質が大きく劣化する可能性があります。この映像品質に関する評価は定量的に示すことができないため,視聴者の主観的な評価によって検討する必要があります。

ここまで到達したい!

近年,3D映像を撮影,視聴できる機器が普及しています。また,高品質な映像の規格も確立されているため,将来,これらの映像が標準になると考えられます。しかし,高品質で3Dの映像はインターネットの特性に大きく影響すると予想できます。したがって,このような映像を視聴者が視聴したときの知覚特性について明らかにできるようにしたいです。

おまけの一言

本研究では,VRおよびARといった最新の技術・機器を使っています。これらを駆使して,安全な交通環境とはどのようなものなのか,高齢者と若年者の知覚特性の違いなど,工学のみならず認知心理学などの境界分野まで幅広く研究できます。