秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

〈文化〉と〈経済〉の間
―知識と文化の社会学―

社会学 准教授 小松田 儀貞

今進めていること

ピエール・ブルデュー(1930-2002)の社会学の研究を基盤に、知識・文化社会学の観点から、以下の諸課題に取り組んでいます。

^緡邸κ〇磴砲けるシティズンシップ(市民参加と協働)の形成と展開
地域社会における社会的包摂の意義と課題  
再生可能エネルギーと持続可能な地域社会の展望
な顕宗Ψ歃僂畔顕重資源/資本による地域活性化
ト郎湖流域の環境変化と地域社会
  等

少々詳しく言うと・・・


^緡邸κ〇磴砲いて従来支配的だった専門職・クライアント関係を越える、より開かれた市民参加・市民協働の可能性を探る。
⊇田県藤里町の「ひきこもり」支援の試みなどに焦点を当て、地域社会における社会的包摂の重要性について知見を深める。
秋田地域に定位し、エネルギー需給構造と経済社会の転換を迎えている現代社会の現実を踏まえ、地域社会と再生可能エネルギーのありうべき関係について考察を深める。
じ什漾⊆匆餡修垢襯◆璽函織◆璽伐修垢觴匆颪箸いΩ充造進行している。文化芸術と地域社会の共進化的関係に注目してその可能性を探る。
ゴ蛎鵑砲茲辰瞳稱僂靴身郎湖流域の環境と地域住民の生活の変化とおよびその課題について、地域社会の持続可能性の観点から再検討する。

ここまで到達したい!

上記の課題を追求することを通じて、社会経済的な転換期を迎えた現代の特異性を意識した、持続可能な社会/成熟社会のモデルの構想につなげたい。特に少子高齢化、産業衰退に曝されている地域社会にとって今後益々重要になってくる「社会的包摂」の視点の可能性について考察を深めたい。

おまけの一言

 「文化」と言うとすぐ「伝統」。それは変わらないもの、変えられないものと考えてしまいがち。しかし、どんな文化もそれを形成した歴史的条件があるはずです。文化=伝統ではない。今を生きる人間も文化を創っています。変えるべきと考えるなら変えられる。例えば「秋田の文化」とはどういうものか?「秋田」とはだれ?お金・物財も資本、文化も資本。こうした問題を「文化」と「経済」の間で考えたいと思います。〈新しい公共〉の問題性/可能性を媒介にして。

 社会学は、一般の人々が「それがどうした」という些事や自明視された事柄に突っ込みを入れる「お邪魔虫」の学問。そんな社会学ならではの可能性について考えています。