秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

遺伝子工学的手法を用いた植物の二次代謝産物生合成機構の解明

応用生物科学科 准教授 水野 幸一

今進めていること

1. 植物のカフェイン合成能と虫媒との関係について調べ、生合成経路成立までの分子進化を探る
2. 挿し木における迅速発根システムに関わる二次代謝産物の解明

少々詳しく言うと・・・

植物では、特殊な化合物をある限られた植物種だけが作る能力を持っていることがあります。
例えばカフェインを作ることができるのはコーヒーやお茶など約80種の植物に限られています。そのなかでレモンなどのカンキツ類は花器にのみカフェインを持つことが知られており、受粉を担うミツバチを誘うことで、競合する他の植物より優位に立っているのではないかと考えられています。また、この合成に関わる酵素遺伝子の構造が、これまでに解析の進んでいるコーヒーやお茶由来のものとは異なることが示唆されており、「天然物生合成とそれに関わる酵素」の側面から、分子進化的にも興味が持たれます。
一方、ミゾソバと言う植物は頂芽部分を水に挿しておくと2〜3日で根が出てきます。その迅速発根システムについて、遺伝子と化合物の両面からのアプローチでその解明を目指しています。

ここまで到達したい!

なぜカフェインを作ることのできる植物とそうでないものがあるのか、分子進化の面から考えて見たい。また迅速発根システムの解明から、挿木の難しい希少な植物や果樹の増殖への応用を期待しています。

おまけの一言

詳しくは、こちらのホームページまで!!
http://www.akita-pu.ac.jp/bioresource/DBT/Plantmetfunc/mizuno/index.html