秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

農産物の安全性や品質を高めながら再生産を続けるには?

アグリビジネス学科 准教授 酒井 徹

今進めていること

・国内外の食品安全政策及び農業環境政策の比較検討
・食品安全政策や農業環境政策の産地への影響と対応の検討
・秋田県における有機農業や有機農産物流通の展開過程と実体の把握

少々詳しく言うと・・・

BSEや無登録農薬問題の発生以来、産地には生産履歴の記帳、トレーサビリティの導入、農薬残留基準のポジティブリスト制導入への対応が求められています。さらに最近ではGAP(適正農業規範)の導入も検討されています。環境負荷を抑えて持続的な農業を進めていくことも求められていますが、産地の負担は小さくありません。今後、「農地・水・環境保全向上対策」の取り組みも含め、産地が何をどこまでやれば良いのかを整理する必要があります。

ここまで到達したい!

食品安全政策と農業環境政策については、秋田県の取組状況や県内産地の状況を把握するとともに、国内外の先進的な事例を整理したいと考えています。
有機農業については、昨年12月に「有機農業推進法」が施行され、今後、秋田県でも「推進計画」の策定が求められます。こうした課題にも対応したいと考えています。

おまけの一言

秋田県の農業が、将来にわたって秋田県民や国民の健康を支えるような農産物供給の役割を果たすとともに、豊かな環境を育んで行くために必要な条件と、それを支える政策的な支援について検討していきたいと考えています。食品の安全性や品質の問題は、現代のような商品経済には付いて回るものです。こうした問題を乗り越えて、生産者も消費者も安心できるようにするためには、農業生産と食品加工と消費の結びつきを大切にする必要があるでしょう。