秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究者総覧
矢治 幸夫の顔写真
氏名 矢治 幸夫
フリガナ ヤジ ユキオ
学部 生物資源科学部
学科 フィールド教育研究センター
職名 客員教授
学位 博士(農学)
Eメール yaji
生年月日 1949年10月19日生まれ

経歴

1973年3月: 東京農工大学農学部農業生産工学科卒業
1973年4月:農林省農事試験場畑作部機械化研究室研究員
1980年6月:農林省東北農業試験場農業技術部機械化作業第2研究室研究員
1988年10月:農林省東北農業試験場企画連絡室総合研究第2チーム主任研究員
1992年6月:農林水産省農林水産技術会議事務局企画調査課研究調査官(畑作)
1993年4月:農林水産省農林水産技術会議事務局研究管理官開発官室研究調査官(要員)
1994年4月:農林水産省東北農業試験場水田利用部機械利用研究室長
1998年4月:農林水産省東北農業試験場総合研究部総合研究第1チーム長
2003年4月:(独)農業技術研究機構総合企画調整部研究管理官(要員)
2006年4月:(独)農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター東北飼料稲研究チーム長
2007年4月:(独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター企画管理部長
2010年4月:(独)農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センター新技術開発部研究リーダー
2014年4月:現職
2015年4月:フィールド教育研究センター長








受賞

専門分野

農業機械学、農作業学、

最近の研究テーマと内容

水稲直播栽培の機械化研究では、高能率の噴頭回転式広幅散布機を開発し、超省力湛水散播栽培技術体系と、移植栽培に近い草型と収量確保が可能な複粒化種子を考案して湛水点播の機械化体系を確立しました。播種後落水技術など出芽苗立ちの向上技術、施肥管理技術の改善と合わせて、東北地域における水稲直播栽培の技術向上と普及拡大に貢献しました。
飼料作物生産の機械化研究では、牧草類、飼料用トウモロコシ、ソルガム、オオムギ、飼料稲などを対象として、サイレージ収穫調製作業の機械化研究を進めました。特に、転換畑における長大作物・麦類の収穫調製作業の機械化研究では、ソルガム−オオムギの2年3作体系を基に、バンカーサイロを利用したサイレージ調製・取り出し作業装置(特許)を開発し、これまでのタワーサイロに替わる調製貯蔵技術を確立しました。
畑作、野菜作の機械化研究では、ラッカセイ、ダイズ、コムギ、ナタネ、ソバ、雑穀を対象として新たな播種機構の開発など播種作業の機械化や落花生収穫作業体系の確立や大根収穫機の開発など収穫作業の機械化を進めました。特に、ラッカセイは、米国で実用化された播種機、ピーナッツディガーとピーナッツコンバインを導入し、作業性能を調査し、我が国の大型機械化体系を確立するとともに、中型ピーナッツコンバインを試作開発しました。この研究は、その後の茨城県農業試験場による小型ピーナッツコンバイン開発の契機となる研究でした。

【研究紹介はこちら】

技術相談に応じられる分野

ロボット農業機械、水稲直播技術、水田輪作機械化技術

最近の招待・特別・基調講演題名

大日本農会秋田支会「土の力を活かす技術で未来を拓く 農業機械−重量道からの開放から高品質・多収の実現へ」2015.6.13 

主な特許

1.造粒方法及び装置 特許第3246480号 冨樫辰志・矢治幸夫・西脇健太郎・木村勝一・工藤一博・菊池康紀 2001.11概要:
2.Seeding Machines with Sensor Controlled Planting at Predetermined Depth Yaji,Y・ Ito,N・Motobayashi,K・Nishiwaki,K・Mujinazawa,S・Kudo,K・Tanaka,N 米国特許No.5787825 1998.8 概要:
3.サイレージ調製・取出し装置 特許第1946385号 矢治幸夫・滝本勇治・萩野耕司・古川嗣彦・四戸忠男・山口和美 1995.7 概要:
4.Vorrchtung zum Bedienen eines Bunkersilos ドイツ国特許No.4103417 Yaji,Y・Takimoto,Y・Hagino,K・Furukawa,T・Shinohe,T・Yamaguti,K 1994.6 概要:
5.Ensiling and unloading device for a bunker silo  イギリス国特許No.2241934  Yaji,Y・Takimoto,Y・Hagino,K・Furukawa,T・Shinohe,T・Yamaguti,K 1994.4 概要:
6.茎葉分離・搾汁装置 特許第1806598号 古川嗣彦・屋代幹雄・矢治幸夫・大下泰生 1993.12 概要:
7.心土破砕・施肥・播種同時作業機 実用新案第1993501号 古川嗣彦・大下泰生・矢治幸夫・屋代幹雄 1993.11 概要:
8.長大作物収穫装置 特許第1731882号 古川嗣彦・矢治幸夫・屋代幹雄・大下泰生 1993.2 概要:
9.豆類収穫機 実用新案第159963号 中 精一・今園支和・矢治幸夫 1985.6 概要:

主な研究論文

1 論文
1.東北中北部向け飼料用稲品種「べこごのみ」を用いた無コーティング湛水土中直播における播種適期 山口弘道・木村勝一・矢治幸夫・河本英憲・押部明徳 2008 日本作物学会 日本作物学会紀事77(別号1)248-249 
2.Effect of mixed plantings of rice cultivars for whole-crop silage on rice blast disease occurrence T.Nakajima・H.Sekiya・M.Tachibana・K.Zenbayashi・H.Kito・Y.Yaji・A.Oshibe 2008 Journal of Plant Pathology 90(2.Supplement)91 
3.バンカーサイロ作業の自動化を基幹とした自給粗飼料生産利用技術の確立に関する研究 東京農工大学博士審査論文 2002.3 
4.寒冷地における水稲直播栽培技術の開発 矢治幸夫・冨樫辰志 2002 農業機械学会誌64(4)9-13 
5.耕耘整地・代かき作業における均平作業の役割 長利 洋・矢治幸夫 2001 農業土木学会論文集第48号47-50
6.長大飼料作物収穫・麦類施肥播種同時作業機による飼料作物1年2作体系のシミュレーションと実証 矢治幸夫・萩野耕司 2001 農作業学会 農作業研究36(2)69-78 
7.バンカーサイロ作業の自動化(第1報)サイレージ詰込み・取出し装置の設計目標と試作1号機の性能 矢治幸夫・屋代幹雄 1998 農業機械学会 農業機械学会誌60(4)23-28 
8.バンカーサイロ作業の自動化(第2報)サイレージ詰込み・取出し送致試作2号機の性能とコンピュータによる自動化 矢治幸夫・屋代幹雄 1998 農業機械学会誌60(5)45-51 
9.コンバインによるなたね収穫法に関する試験 我妻幸雄・柿沼 計・今園支和・雁野勝宣・矢治幸夫 1976 農作業研究25 1-6 
10.根菜類の機械化収穫に関する研究 ダイコン収穫機の試作を中心に 我妻幸雄・今園支和・雁野勝宣・矢治幸夫  農業機械学会誌38(2)296-302 
11.東北平坦水田における大区画化と直播栽培による低コスト作業技術の開発 第2報 レーザー光を利用した高精度均平化技術の開発 木村勝一・今園支和・矢治幸夫 1999 農作業研究36(2)69-78 
2 総説
1.ほ場均平作業の新技術 1997 矢治幸夫・木村勝一・元林浩太 農機学会誌(59)3 129-132 

学会活動

農業食料工学会、日本農作業学会

社会活動

農水省の実用化技術事業の新規採択課題審査委員、東北農政局稲作検討会委員として農水省関連の事業推進に貢献しました。また、中央農業総合研究センターでは、一般市民向け農業解説である中央農研市民講座(2007年〜、毎月実施中)や子供向けの夏休み農業体験企画である夏休み公開(毎年7月第4土曜日に実施)を企画・運営し、講師やイベント担当として一般市民や子供達へ向けたアウトリーチ活動を行いました。
平成26年度からは、農水省「攻めの農林水産業の実用化に向けた革新的技術緊急展開事業」のPOなどを委嘱されています。また、大潟小学校5年生へ向けた稲作りの総合学習において、出前授業を行いました。

その他特記事項