テクノロジーで「クマを越えろ!」―Bear-Tech Solutionコンテスト表彰セレモニーを開催
2026-02-20
近年、私たちの生活圏において、クマの出没はかつてないほど深刻な社会問題となっています。本県でも電気柵や爆竹、罠の設置など懸命な対策を続けていますが、これまでの手法だけでは太刀打ちできない状況が続いています。こうした危機的状況の中、「大学らしいアプローチで現状を打破し、安心・安全な生活を取り戻したい」という、福田学長の強いリーダーシップのもと立ち上がったのが本プロジェクトです。
本学には既に、木材高度加工研究所・野田准教授による『動物用忌避杭』、知能メカトロニクス学科・齋藤敬教授による『クマ対策ロボ』、情報工学科・森田教授による『クマ検知システム』などの実践の蓄積があります。本プロジェクトの目的は、こうした本学の知的財産や、AI・IoT・新素材といった最先端テクノロジーをさらに結集させ、クマを単に恐れるのではなく、データと技術で『超える』ソリューションを見出すことにあります。
本コンテストで提案されたアイデアは、データ解析からAI予測、非殺傷の撃退装置、さらにはスマートデバイス向けアプリなど多岐にわたり、合計41件の応募がありました。審査では、独創性や技術的な新規性・実効性はもちろんのこと、人々の安心感をどれだけ高められるかという点も重視し、最優秀賞1件、優秀賞3件、技術奨励賞9件を決定いたしました。今後、優れたれたアイデアについては、具体的な社会実装へ繋げるための実践的な共同研究として実行します。科学と知恵を融合・結集し、地域の皆様の安心・安全な生活を確保するため、持続可能で効果的なクマ対策を確立します。