サクラソウの論文が出ました
教員の北本です。
保全生態学研究に論文が掲載されました。
「岩手県におけるオダマキトリバによるサクラソウ種子の摂食」
本城 正憲, 北本 尚子, 間野 隆裕
現在、岩手県滝沢市と盛岡市を流れる木賊(とくさ)川において、河川改修事業が行われており、流路の付け替えや直線化、遊水地の造成といった工事が進められています。
しかし、工事対象地域には、サクラソウなどの希少種が多数生育していることから、地域住民や研究者、行政の協力によって保全活動が行われています。
この論文は、そのような木賊川流域において、サクラソウの種子生産状況と種子を摂食する昆虫について調査した結果を報告したものです。
住宅街から歩いて行けるような身近なところに、このような豊かな生態系が存在しているなんて素晴らしいですね~。