カラムナーリンゴの論文が出ました
教員の北本です。
カラムナータイプリンゴの論文が出ました。
Kitamoto N, T Baba, K Okada, H Sakakibara, Y Takebayashi, M Kojima, Y Yoshida, H Kanda, H Imanishi (2024)
Comparative Analysis of Transcripts Differentially Expressed in Regular and Alternative Fruit-bearing Apple (Malus × domestica Borkh.) Cultivars with Various Bioactive Gibberellic Acid Levels.
The Horticulture Journal 93 (4): 353–362.
カラムナータイプリンゴとは、写真のように円筒状の樹形をしたリンゴのことで、
機械化に対応しやすいことから近年注目が集まっています。
このリンゴは、作業動線が単純になって、栽培しやすいのですが、
成り年と不成り年をくりかえす隔年結果がおこりやすい点が実用上の課題となっています。
そこで、この論文では隔年結果が生じる理由を明らかにするために、
約3万8千個の遺伝子の発現量(mRNAの転写量)を解析しています。
この解析で、リンゴが花を咲かせる仕組みについて、理解が進んだので、
さらに研究を発展させていきたいです。