サクラソウの論文が公開されました
こんにちは,教員の北本です.
先日,サクラソウの表現型可塑性に関する論文が公開されました.
異なる地域個体群に由来するサクラソウを標高の異なる試験地に移植した際の,生存率等を比較した論文です.
たとえ同じ種であっても,長い時間をかけてそれぞれの自生地環境に適応した結果,
遺伝的には異なっていることを表現型レベルで明らかにしています.
Yasuko Yoshida, Masanori Honjo, Naoko Kitamoto (2025)
Evaluation of genetic variation in phenotypic plasticity in response to temperature in wild Primula sieboldii.
Plant Species Biology 1-12. 2025年8月10日 公開
私が大学院生時代にお手伝いしていた内容です.
研究室の後輩である吉田さん(現,神戸大学助教)には,よく論文にまで持って行ったなぁと本当に感心してしまいます.
それにしても懐かしい!研究データを埋もれさせることなく,きちんと論文にして公開する大切さを改めて感じました.